「ちょっと泣いた」きっと、うまくいく 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと泣いた
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込められたメッセージは素晴らしいのだが、語り口が間抜けな人間はバカにしてよしという蔑みの目線によるコメディセンスだったため、お前もいっしょだろと思わずにいられなかった。
インドの詰め込み教育、受験戦争のようなものが自殺の原因になっているとの事なのだが、日本はその反動でゆとり教育が始まり、それが見直されて現在に至っている。なので、その主張は古いよと思った。
原題が『3人の馬鹿』という意味合いなのだが、超エリート大に入学した時点でバカでもなんでもなく、本当のバカ高校出身、三流大学卒のオレとしては非常に飲み込みづらかった。本当のバカは眼中にない世界が描かれていた。一流大出の人がバカを語る事があるが、その度に「は~あ?」という気分になる。知性や教養のある人の余裕の態度としか思えない。
とは言えちょっと泣いた。特に出産の場面は手に汗握った。でも長い。半分でいいよ。
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