「謝罪の本質」謝罪の王様 検非違使さんの映画レビュー(感想・評価)
謝罪の本質
主人公属する東京謝罪センターは、問題解決を一切放棄して、謝罪により事態収拾を図ることを目的とする営利団体です。
ウィキペディアによると、「謝罪する事の本態は、詫びた方、または詫びられた方、または双方の再出発(reset)の為のセレモニーである。通常はどちらかであり、問題の解決でない場合が普通である。」とあります。
この映画は、コメディとして面白おかしく描かれてはいますが、コメディとしては必ずしも成功とはいえないかもしれません。
しかしながら、監督の意図は、作中で何度も主人公に語らせたとおり、この映画を通して謝罪の本質をえぐりだし、あざ笑うことなのかもしれません。
コメントする