「まじめにふざけてる」謝罪の王様 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
まじめにふざけてる
この映画正気で観た人いるんですか?
私は常日頃から「まじめにふざける」を徹底して生きています。だから楽しかったし好きです。なんでもねぇ、内容が無いよう〜な話が、わちゃわちゃ〜でわちゃ。いいじゃないですか、何ストーリー性とかメッセージ性とか探してんの。
それでもラストは、つまんないとか、内容無いなぁとか、なんじゃこりゃとは思わなかった。
「あなた何も悪くないでしょう」は、心にぐっときました。
誰に、何を、謝ってほしいのか。
接客業やってて思うんですが、敬語を正しく使うことも、お客様の失礼になるから、とか、恐れ入りますが、失礼致しますが、とかほんとは向こうだって何も気にしてないって知ってて言ってます。私も「アナタナニモワルクナイデショウ」って言われたい。それだけで涙出るほど救われるんですよ。
私はクドカンの頭の中わかっちゃったな。どーせあの最後のシーンを、色んな俳優にやらせたかっただけでしょう。
そこに持っていくまで、話をつなげるまでの展開を見てると、なんだか演劇っぽいな〜、と。
演劇の脚本だったら好きだな私。所々に畳み掛ける笑い。小劇場とかアトリエとかで見たいですね。
演技に関してあんまり気になるところがなかったのも良かった気がします。
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