「ベタに恋愛、ベタに切ない(原作見てても楽しめる)」陽だまりの彼女 きょうすけさんの映画レビュー(感想・評価)
ベタに恋愛、ベタに切ない(原作見てても楽しめる)
ザ・恋愛映画!
原作が出た当時に読んで、すごく好きな作品だったので、内容は知った上で見に行きましたが…端的に言って良かった☆
二人の再会から結婚までのやり取りに幸せな気持ちにもなったし、徐々に結末に向かう下りで切なくもなったし、
秋~冬にかけてのもの悲しい気持ちにリンクしてラスト周辺では思わず涙が出てしまうような場面がいくつもありました。
特に、原作読んでてわかってたけど、真緒が最後の朝食を作って、何気ない様子で外に出て行ってしまう下りは、短いながら詰まってしまったし(上野樹里の笑顔がまた…)、あとは原作になかった最後の公園のシーン、そして、劇中何度も取り上げられるビーチボーイズの歌の歌詞が映し出されると思わず泣いてしましました。
そのあともう一度、宴会の場面で歌が流れてきた時、背中を見せている浩介(松潤)に先輩(大倉さん)が「なんて顔してんだ」と言われて、浩介の顔が映った時
浩介が思わず泣いてしまっていたのに不意を突かれて自分も泣きそうに…(記憶が消えているはずなのに、どこか覚えている音楽に笑っているのかと思いきや…泣いているとは…T T)
原作では最後に浩介が救われてなかったし、少しエピローグ部分が長くて女々しさが後味を悪くしてしまうような描写になってましたが、映画ではそのあたりが少し中和されていたように思います(賛否両論あるでしょうが…)。
浩介と真緒がちゃんとお別れ出来たし、最後にはまた出会って終わってしまうところも個人的には好きでした(こちらも一部蛇足との意見も出るでしょうが)。
劇中通して、原作とイメージが少し違うので期待していなかった上野樹里ちゃんが実際見るとすご~~~く良かったです^^!
メチャメチャ可愛い☆
うまく役柄を掴んで、出来る女ながら、おっとりやわらかい雰囲気がすごく出ていて良かったです。
公開初日ですが、是非もう一度劇場に足を運んでみようと思います。この作品はDVD買おうと思う作品です。
出来れば恋人どうし、ご夫婦で見るといいんじゃないかな~^^