「各役者の眼差しが印象的。」凶悪 kanaさんの映画レビュー(感想・評価)
各役者の眼差しが印象的。
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登場人物の心理描写に惹きつけられるものがありました。特に法廷でのリリーフランキーの全てのものを睨みつけるような眼差しや、山田孝之の後半になるにつれて重っ苦しくなる眼差しなど、役者の眼力で言葉を超えた心情を訴えることに、成功していたと思います。全ての役者さんの眼差しが印象に強く残りました。
作品のテンポは前半はやたら間が悪く、退屈な感じを受けましたが、後半に向けて畳み掛けるような作りで、前半のテンポの悪さが逆に、いいバランスのテンションを保ってくれたので、個人的には良かったです。
ただ、これといって、鮮烈に印象に残るシーンがなく、前のめりになって鑑賞することが出来なかったです。
唯一、リリーフランキーの小躍りは心に残りそうです。
余談ですが、ピエール瀧が出てくる度に、『瀧さん!がんばれ!がんばって凶悪になってください!!』と、心の中で思わず応援してしまったので、それがノイズに、なってしまったのかもしれません。。。
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