「アラだらけ…」名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
アラだらけ…
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舞台はイージス艦、スパイ、セリフに防衛省が出て来て、ついにコナンも国際的な組織と対決かと思って期待しましたが、ラストはまさかの蘭救出。
犯人はあっさり捕まるし、海保が業務場過失致死を言うのを忘れてて捜索を混乱させただけという結末でがっかりしました。
蘭の救助は時間を割いていて、蘭の死をとても意識するセリフや状況でかなりはらはらしました。
でも、残念なのは、蘭が救出された後、何もなかったこと。新一やコナンとの会話や蘭が回復した姿も何にもない。ラブラブなふたりが見たいという訳ではないのですが、救助されて意識はある、終わり、だったのでもう少し何かないのかなと思いました。
序盤にあった新一と蘭のデートシーンはラストに繋がってたとしても不自然。いきなり話が飛ぶから驚きました。
船内から人の腕が出て来たのに船は港に戻らないし、スパイを捜索してた人はぺらぺらと秘密を話すし、違和感だらけです。
コナンにここまで違和感を感じたかなと思いました。スケールが壮大過ぎて無理やりにしかまとめられなかったように思えます。
イージス艦は本格的で大満足です。でも、犯人と戦うシーンは迫力あり過ぎて逆に変になってしまっていて残念です。ボールの方向を砲撃を当てて変えていた気が…、当たった犯人も数十m垂直に飛んでました。
お馴染みキャラがたくさん出て来て、ファンは嬉しいと思いますが、やはり活かし切れていない印象です。
平次と和葉は違和感あります。平次は和葉の肩に腕を乗せたりしないような。変にくっついてたように見えました。
コナンは漫画ならではの違和感はあるものの本格的な推理に人間関係などが魅力だったはずなのに、それが出てなかったのが残念です。
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