「眠りの小五郎は劇場版では実に15年ぶり」名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) 森林熊さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5眠りの小五郎は劇場版では実に15年ぶり

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今回はイージス艦が舞台ということで、11作目の紺碧の棺以来となる海がメイン。それと同時に平次や博士達が陸で別行動するという天空の難破船のような展開。

良かった点
・劇場版では実に15年ぶりとなる眠りの小五郎。
・久しぶりにスケボーは無し。毎回はさすがに食傷気味になる。
・ゲスト声優の柴咲コウが棒読みじゃ無い。
・これは演習では無い、というセリフがカッコイイ。
・大した理由もなく沈みゆく船に戻るとかいう訳分からん行動をしてピンチに陥った水平線上の陰謀と違い、犯人と対決してピンチに陥る蘭。発見の仕方もなるほどと思うものになっている。ただ敢えて言うなら名刺1000枚あるの?ってくらい散らばってることは気になる。

悪かった点
・相変わらず殺人事件はついで。しかも内容は業務上過失致死になるかすら怪しい。
・携帯電話すら持ち込み不可だというイージス艦で、新発明の衛星電話を搭載した腕時計でやりたい放題。パソコンのデータ取り込んで送ったり、イージス艦の中で衛生電話したりとさすがに倫理観が無さ過ぎないか?
・コナンが一人で犯人に挑むのはよくあることなのだが、まさかの油断から犯人を取り逃す失態。周囲に一般人も多かったし、そんな場所で犯人を追い詰めた上に取り逃すのはさすがに迂闊過ぎる。
・スパイの顔を知っている勇気君に護衛一人は酷い。
・ナイフを持ち込んでいる犯人が足手まといの勇気君を連れ歩く意味。身も蓋も無いが口封じしない理由が無い。
・平次と和葉が出て来た割には微妙な出番。活躍らしい活躍もなく、二人のいちゃつくシーンが多い。

森林熊
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