「亡国のイージス風」名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
亡国のイージス風
豪華客船が舞台である『水平線上の陰謀』(2005)に続いて、ほぼ海上のイージス艦内で起こった事件。スパイ“X”以外に竹川という男を追うため平次の陸上シークエンスと交互に描かれている。携帯を回収され、通信手段が阿笠博士の開発した衛星電話のみのコナン。それでも留守番をしていた博士と哀のハイテク技術によって推理の手助けとなるし、平次のコナンを信頼しきった関係が心地よい。
ストーリーそのものがコナンの好奇心から始まったもので、国際的なスパイにまで発展してしまうのがちょっと問題か。国防の隙を突いたスパイの存在もコナンが関わるべきじゃないのですが、七海が情報保全隊だと告白させるまで怪しい存在だったことも関わるべきじゃなかったのだと思う。本来は防諜活動を行ってるんだから、正体もばらしちゃいけないんだろうし・・・“あの国”という表現ももはや子供向きじゃなくなってる。
映像はイージス艦がグレー中心であるためか、豪華客船の『水平線上の陰謀』よりも劣ってる気がしました。実写との組み合わせも感じられなかったし、ちょっと残念。
コメントする
LaLaさんのコメント
2022年4月19日
コナンもご覧になられていたのですね。
嬉しいです(^^)/
スパイものだけに ハラハラさせられましたが
仰るように
お子さん達には、説明が難しいかもです。
闘う蘭ちゃんも見られましたね。