「あぁ探検隊。」ダイナソー・プロジェクト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
あぁ探検隊。
これ…なんの下調べもしないで観てしまったんだけど、
始まってすぐ、あっ!しまった(爆)ってことに気がついた。
タイトルに「~プロジェクト」って、ついてるじゃないの(爆)
アレだよね、ブレアウィッチとか、最近だとトロールものも
あったなー^^; アレか!アノ類だったのか…すでに遅し!!
ゴチャゴチャ考えているうちに、グイグイ進む物語。
あはは、さすがにイギリス産だけあって、ある意味凝ってる。
いかにもいそうな名前。ジョナサン・マーチャントだって。
日本だと川口浩探検隊や、矢追純一さん級の名前だろうか?
監督がBBCやヒストリーチャンネルで
ヴァーチャル・ドキュメンタリーを数多く手がけた人らしく、
エェ?と思う恐竜の動きもあれど(爆)なかなか臨場感がある。
前述の、例えば最後まで姿を見せないで終わった上に、料金を
とっちゃうぼったくりドキュメンタリーもどき(もういいたい放題さ)
あるいは姿を見せてからは、もう笑っちゃう動きをする妖精もどき、
とは違って^^;…いかにもな動きはするけど、映像は鮮やか(爆)
かえって高校生があんなカメラムービーで、これだけの映像を
残せるんかい??と不思議に思うほど。まずあり得ないよねぇ。
最初からそういう気慨で観ているので、腹も立ちませんが(爆)
あんな早くヘリが墜落したり、仲間割れして殺されそうになったり
と、一体どういう趣旨で集まった探検隊なんだよ、お前ら?と
勘繰りたくなるほどバカバカしい連中なんですが、そこへ
入り込んだ隊長の息子がいちばんデキル男だった、っていう…。
やっぱり若いって、頼りになる!使えるんだな、こういう時!と、
妙に頼もしささえ覚えてしまった、とにかく中高年レベルの私。
あんな世界に迷い込んだら、一目散に帰りたいけど、でも、
焦ってジタバタしても周りは恐竜だらけだし(汗)動きようがねぇ…
本来ならば、いつ殺されてもおかしくないあんな世界で、
ドキドキもワクワクもキャー!と思う間もなく話が展開し(爆)
どんどん仲間が減っていきます(これもお約束ね)
しかしながら隊長であるはずのお父ちゃんのマーチャント氏が、
これといった活躍もせず、息子♪息子ー♪と追いかけ、そして…
っていう、カメラの後に洞窟に入る川口浩よりも後手後手の動き、
あれで「世界的な動物学者にして冒険家」と、言われましてもねぇ。
いちばん勇気があったのは、映像を残した息子と、
今作を3時間もの大作と並べてまで公開してしまうTOHOシネマズ。
もうこのくらい思い切らないと、秘境へなんて行かれませんわね。
(83分で終わるから、3時間大作と二本観たって大丈夫!疲れなーい)