「黒木華出世作」小さいおうち 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
黒木華出世作
過去数回鑑賞
2014年公開作品
原作は『長いお別れ』の中島京子
監督は『男はつらいよ』シリーズ『学校』シリーズ『家族はつらいよ』シリーズ『幸福の黄色いハンカチ』『たそがれ清兵衛』の山田洋次
脚本は他に『釣りバカ日誌16』『あの日のオルガン』『いのちの停車場』の平松恵美子
時代背景は現代と戦時中
ドキュメンタリーではないが戦前戦中のリアルが醸し出されている傑作
日本に腐るほどいるステレオタイプなリベラルには絶対に作れない代物
若いころに山形から上京し赤い屋根の小さい家に奉公したタキの思いで話
所謂不倫もの
でもそこは山田洋次監督だから
会わせてあげたい
会わせるわけにはいかない
奉公先の奥様の不倫に葛藤する女中タキの苦悩
タキの話を聴いた正治は「美化だ」「客観的じゃない」と否定的
僕は客観的になどと上から目線の奴ほど客観的視点ができない自己中だと決めている
頭の良さと想像力は関係ない件の話は政治家批判含めて同意
与党だけならまだしも立憲もバカが多く世の中ウクライナだコロナだといっている時に昼間っから国会でAV談義に花を咲かせるオゲレツときてるから参ってしまう
エンドロール前半はタキの平井家初日の模様
タキの奉公先の奥様・平井時子に松たか子
山形・米沢から東京に奉公する若年期の布宮タキに黒木華
晩年期の布宮タキに倍賞千恵子
時子の夫でおもちゃ製造会社の常務・平井雅樹に片岡孝太郎
雅樹が務めるおもちゃ会社の新入社員・板倉正治に吉岡秀隆
軍治の息子で康子の弟・荒井健史に妻夫木聡
タキが初めに女中奉公することになった作家の小中先生に橋爪功
タキに次の奉公先の平井家を紹介する小中夫人に吉行和子
麻布に住む時子の姉・貞子に室井滋
時子の親友・松岡睦子に中嶋朋子
雅樹が勤めるおもちゃ製造会社社長柳にラサール石井
タキの叔母カネにあき竹城
タキと見合いをする山形庄内で教師を務める50過ぎの花輪和夫に笹野高史
花輪の叔母に松金よね子
時子の息子・平井恭一の晩年期に米倉斉加年
酒屋のおやじに螢雪次朗
時子の息子の足をマッサージする治療師に林家正蔵
タキの甥・荒井軍治に小林稔侍
軍治の娘・荒井康子に夏川結衣
健史のカノジョ・ユキに木村文乃