「昭和初期あたりの暗さと明るさと」小さいおうち ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和初期あたりの暗さと明るさと
まず、中島京子の原作に感動して、DVDはあとから見た。
いい内容だけど、原作では
奥さまと女中の、
姉妹のような、友達のような
優しい交流が印象に残った。
映画では、奥さまのささやかな
(いまの時代から見たら)
不倫がかなり占められていて、
それは残念。
昭和モダンというのか、戦争に入る前の、おっとりとした庶民の暮らしが、
まだ生まれていないわたしにも、
懐かしい感じがした。
戦争によって壊されたものは戻らない。
松たか子も黒木華もぴったり
役にはまっていた。
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