劇場公開日 2014年1月25日

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「あの絵の意味を回収してくれ」小さいおうち けんけんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あの絵の意味を回収してくれ

2018年3月6日
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オープ二ングの遺品整理であっけなく捨てられるタキの部屋に飾ってあった赤いお家の絵。
大事に寝室に飾っていたあの赤いお家の絵。
あれが板倉の絵でないはずがない。

板倉の絵を持っているタキは2人が戦後あっていた証ではないのか?
いつになったらその話が出てくるのか?

その伏線の回収を待ちにまったが、最後まで一切触れないとはどう言う事か?全て観客の想像力に任せるとは、なんという大胆不適な終わりだろうか。

生涯独身を貫いたタキと板倉。
もしタキがあの手紙を板倉に渡していれば、奥様への罪悪感を持たず、戦後に板倉と心置きなく結ばれていただろうに、渡さなかったが為の罪悪感から結婚して結ばれる事をあきらたのだろうか。

第一にタキばあちゃんの孫がいるって事は子供がいるわけで、それも板倉の子であろうか?伏線の回収がない為に全てもやもやするではないか。誰の子なんだ。

最後のタキの涙からの板倉の絵のアップに対して私はそういう結論を持ってこの映画を見たが、他の方のだす結論が気になってしまう。

せめて伏線の回収はしておいてくれないと、こうしてもやもやするのでやめて欲しいものだ。

このもやもやをなんとかしたいのでとりあえず原作を読んで事実を知ろうと思う。

せめて原作までが伏線回収無しのもやもや終わりじゃない事を願う。

原作のレビューをみて想像する限り、タキの部屋に赤いお家の絵は無さそうだ。

もしかしてだが、映像的になんとなく絵を掛けただけじゃないだろうな。映像的に赤いお家の絵があった方がしまるよね、とか意味なく絵を掛けたから伏線回収がない訳じゃないよな、、、

けんけん