「アクションはアレでしたが、やはりジャッキーは偉大だ」ライジング・ドラゴン ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションはアレでしたが、やはりジャッキーは偉大だ
物凄く雑なストーリーに、ご都合主義の数々・・・。
アクションの質も含めて、単純に一つの映画として考えたらお世辞にも褒められた内容では無かったと思うのですが、そこにジャッキー・チェンがいるだけで、もうそんなことなんてどうでも良いと思えてしまうのですから、ジャッキーの偉大さ恐るべしですね。
まあ手放しで面白かったとまでは言い難い映画でしたけど、何だかんだで楽しんで見れちゃいました。
しかし、さすがのジャッキーも歳には勝てずか・・・。
当然ながら昔のジャッキーと比べてしまえば、アクションのキレは数段劣ると言わざるを得ないでしょう。
最後のボロボロになった姿を見ていたら、何だか泣けてきちゃいましたよ・・・。
この映画を最後にアクション大作から退く決断をしたのも、寂しいですが概ね納得かなと。
まあ今後も映画出演は続くようなので、アクション少なめでも脇役でも、いつまでも元気な姿を我々映画ファンに見せ続けて欲しいと心から願ってやみません。
とりあえず今回の映画は、アクションの衰えを笑いとハートフルな演出でカバーした感じだったでしょうか。
悪く言えば古臭い・・・けど、ジャッキーの笑いはこれでいい。
身近にあるもので笑いを取るアクションこそジャッキーの真骨頂ですもんね。
キャットファイトやハゲタカとの絡みも、何だかんだで大団円、この微笑ましさこそジャッキー映画。
いつもながらに見終わっての後味は悪くない映画に仕上がっていて、ホッと一息でした。
ただ中国の物は(意図としてはそうじゃないものも含まれている気が)ちゃんと返してください的なナショナリズムを前面に出した部分は、さすがにちょっと共感できませんでしたけど・・・。
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