チチを撮りにのレビュー・感想・評価
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母親役のリアルさと存在感が凄い。 同じタバコ、離婚の慰謝料、遺産相...
母親役のリアルさと存在感が凄い。
同じタバコ、離婚の慰謝料、遺産相続、マグロ好き、おにぎりなどパッパッとみせて短い時間でまとまっていて良かった。キャバ嬢である設定も最後に連絡先を渡すときの為だったのか。
ゆったりしているようでテンポがいい作品。
家族になりに
死の床にある離婚した父の顔を写真に撮ってくるよう母に頼まれた姉妹。父のいる田舎町に向かうが、父がすでに他界した事を知らされ…。
尺は74分、渡辺真起子、滝藤賢一らが出演しているもののキャストもスタッフもほぼ無名、自主製作のようなインディーズ作品ながら、2013年の映画賞で高い評価を獲得。
どの映画サイトのあらすじを見ても“修羅場が待ち受けていた…”なんて説明されており、題材からも勝手に重苦しい話と思い込んでしまったが、これが、じんわり心に染み入る愛すべき小品!
「お葬式」と「海街diary」を彷彿もさせる。
姉妹が父の葬式に出る。
そこで腹違いの弟に会ったり、うろ覚えだった父の姿を知る。
たかだか74分の尺に様々な感情も詰め込まれる。
ちょっと仲が悪かった姉妹。
父の死を通じて、日頃言えなかった本音をぶつけ合う。
一見無責任にも思える母。
母が娘たちへ、娘たちが母へ、気遣う思いやる気持ちは面と向かってじゃないけどちゃんと伝わっていた。
自分たちを捨てた父。そんな父を娘たちは…。
妹のマグロ好き、姉の吸う煙草の銘柄、離婚の際慰謝料なんか要らない!と啖呵切った母…。
これらちょっとした伏線が繋がる。
やっぱ家族、似た者同士。
姉妹役の若い二人の女優が自然体の好演。
母・渡辺真起子が巧演。
腹違いの弟役の男の子が健気で愛らしい。
自主映画を作り続け、本作でデビューを飾った中野量太監督。
気になる監督に要チェック!
こどもは親の鏡です
こどものできをみて、親の顏がみたい!などどいうのが世のきめセリフ
でありますが、自分の子は、よそではどんな顏して生活しているのか、ちょっと気にさせる作品になりました。
いかにも今どきのおんなの子たちで、大丈夫?とみておりましたが、その
心配もなんのその。母親の思いがしっかり伝わっているいい娘たちでした。
自分たちの行いが母親のメンツにかかわっていることを知っていて、いつしか彼女たちが母を守るようになっている姿に涙がでます。
母違いの弟になる子にみせる、あのお姉さんのやさしさは、いつしか彼女
自身がいい女になり、強くやさしい母へとなるであろう未来を予感させるの
です。
演出にはめられた
日常の出来事
何が正しくて何が正しくないのか 誰が正しくて誰が正しくないのか
家族だって個人の目線で 心に映るものは変わるだろうし....
観終ってあーだこーだ考えもしたが
楽しくも切ない親子の絆 若き中野監督にしてやられました
もっ小林海人君に泣かされました。
ラストのあれは確かに賛否両論だと思うが まっ好きだ!!
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