「やはり、お母ちゃんは強かった物語。」チチを撮りに コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり、お母ちゃんは強かった物語。
内容は、とある家庭に好きな女が出来て家族の輪から離れ新しい家族を新天地で作るもの見事崩壊。間に出来た子供と元の家庭に戻れなくなった父親が、ついに病に倒れ見舞うことになる元家族の姉妹と元妻のお母ちゃんと亡き元旦那との家族物語。好きな言葉は『宝くじを買うよりも米を買う!』お母ちゃんの格言で、お米を買った米穀店の人から、恐ろしい程、言い寄られる始末。あの時電話📞でどうして米穀店の人の手が止まったのか不思議でならない。不思議といえば最後の終わり方。何か突拍子もないことをぶっ込んでくる監督の様で『浅田家!』『湯を沸かすほどの熱い愛』『チチを撮りに』を観ました。共通する作家性として、独特のエロさ・スキンシップの激しさ・相克する態度の対比・左方向への固執した撮影・伏線不足のオチのぶっ込み・泣き顔の多用・強い母親像などが色濃く見え、『癖がつえぇ監督だなぁ!』とつくづく感じましたあ。でも…川にマグロは、やり過ぎで台無しだっ〜と自分は感じました。
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