「面白い。」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン ゴラムさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い。
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かなりの傑作だと思う。
本作は平和とは何か、ヒーローの存在意義、そして、アベンジャーズは果たして正義なのか?といった事がテーマだと思う。
特にスタークが、兵器開発者時代に売った武器で、親を殺された双子がアベンジャーズの敵として立ちはだかるというのが印象的。(最終的には和解、エリザベス・オルセンはアベンジャーズの仲間入り)
平和維持という理念のために生み出された本作のボスキャラ、ウルトロンが、真の平和な、戦争のない世界とはアベンジャーズ、ひいては人類のいない世界だと断定したのも興味深い。
まぁ、結局のところウルトロンは平和など望んでいなかったのだろうが、戦うことが存在意義であるアベンジャーズのヒーロー達こそが終わらない戦いが繰り返される原因ではないか、という問いかけは重要な要素だと考える。
ウルトロンに対するアンチテーゼ的存在がジャービスの進化系(?)であるヴィジョンだ。彼はウルトロンと違い人類に希望的観測を抱いている。完璧ではない人間と共に生きていこうと考えている存在だ。
そんな両者のクライマックスのやりとりも面白い。
アクションやCGは文句なしに現代最高峰だと思うし、韓国、南アフリカ、イタリア等での海外ロケシーンはやはり見応えがある。
しかし、意外にも私は本作の物語に強く惹かれるのだ。
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