「娯楽の王様 王道エンタメ映画」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽の王様 王道エンタメ映画
もうケチつけるところが無いのよ。
ストーリー面白い、各キャラクターが立っている、アクション手を抜かない、映像素晴らしい、俳優さん最高、音楽センス抜群、何にケチつければいいのよ、と思う王道エンタメ映画。
冒頭のスターロード幼少の時に流れる10ccの I'm not in loveに引き込まれて、場面変わって廃墟と化した星のトレジャーハントの場面、スターロードのウォークマンから流れる Red boneのCome and get in love、それに合わせて廃墟で踊るスターロード、もうこのシーンだけで120点!
お母さんが作ったカセットテープの音楽チョイスが、大体1980年代ぐらいメインだったりして、それがまた世代的にグッとくる。
その星で案外サクッと手に入れちゃったキーアイテムをめぐって、宇宙全体を巻き込む大バトルが始まるんだけど、キャプテンとかブラック・ウィドウのような正統派マーベル感があんまり無くて、ドタバタ要素強めのソーとかアイアンマン的な娯楽要素たっぷりの、私の好きな方のマーベル映画。
ガーディアンズってタイトル通りにスターロードことピーター・クイル一人ではなくて、本来敵側なはずのガモーラやロケット&グリードのコンビ、ドラッグスが加わってワチャワチャしつつもちゃんと宇宙を救っちゃうあたりちゃんとストーリーに破綻無くのめり込んで楽しめるから最強!
それぞれのキャラは完ぺきではなく、結構足りないところが色々ありつつも、クイルがなんだかんだまとめて最後はちゃんとチームワークバッチリになる過程も素晴らしい。
それぞれのキャラの見せ場もしっかり。
余談だけど、クリス・プラット映画はエンタメ色濃いめでみんな大好き。
出てくると思わずニンマリするぐらい、彼のお仕事チョイスと私の映画趣味が合致するのでついつい追いかけてします。
結論、最高です。
頭空っぽにして観ましょう。
ん?この冒頭の2曲、実は対比になってたるするのかな。
だとすると、この監督さんはもう分かってる~って脇腹突きたくなるな。