「何を観てたんだ!私は」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
何を観てたんだ!私は
私が最初に今作を観たのは封切当時の2014年10月14日
その時はあまりマーベルに関する知識もなく
町山智弘氏がおすすめしていたので観に行って
乗りが良くて楽しくて、音楽も良くて
あっという間でおもしろかった!ので
「あまり深く考えずに兎に角楽しく
観れば良いんじゃないかな〜
派手なアクション映画で頭空っぽにしよう!」
などと
アホなコメントしかできてませんでした。
どちらかと言うと二作目の「リミックス」の方が
印象に残ってましたが
一作目の本作を今回の再上映のタイミングで
ちゃんと見直したところ
前回、私は何を観てたんだ!このボンクラ!!
と自分で自分を殴ってやりたい(笑)
もっとしっかりと中身のつまった作品です。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
口が悪くて、負けん気が強くて、どこまでも喰えない
アライグマ姿のロケット・ラクーン。
私がこの映画の中の一番好きなキャラクターです。
そのロケットが、相棒のクルートには
全てをさらけ出し心から大事にしている。
それが伝わってくる描写がいたる所に散りばめられており
ロケットは遺伝子操作で自分の意思とは関係なく作り出され
その悲しみを埋めてくれたクルートとの関係。
泣きそうになるほどの絆。
切ないと同時に見ていて羨ましい!!
二作目の「リミックス」で明らかになる
ロード・スターの生い立ちも
実は今作の最初の方でポロっと語れてたり〜
ああ、見落としてた!!
そして女性主人公のガモーラと妹との確執も
「リミックス」に続くヒリヒリする痛さ!
みんなみんな、楽しくて乗りの良い作風の中に
ウエット過ぎないバランスで
大事な事が散りばめられており
よくできた映画だな〜〜と改めて感じました。
@おすすめ鑑賞方法は?
「この映画こそ映画館で観ましょう!
本当に音楽も最高、画面の綺麗さも最高!」