「主人公が5人!まさに”ミニ”アベンジャーズ!!」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公が5人!まさに”ミニ”アベンジャーズ!!
ウガチャカ・ウガウガ、ウガチャカ・ウガウガ……
この映画のテーマソングと言ってもいい
Hooked on a Feeling(Blue Swede)に
代表されるような1970年代~1980年代の
軽快な音楽が印象的な映画。
他にも映画冒頭のタイトルクレジットで流れる
Come And Get Your Love(Redbone)、
主要登場人物たちが出会うシーンで使われている
Go All The Way(Raspberries)、
音楽自体がかっこいいデビッド・ボウイの名曲
Moonage Daydream(David Bowie)、
エンディングで使用された
I Want You Back(Jackson 5)など
音楽に疎い自分でも聞いたことのある名曲が
たくさん使われている。
再生方法がカセットテープというところが
レトロでおじさん世代にはたまらなくうれしい。
主人公ピーター・ジェイソン・クイル / スター・ロード
( クリス・プラット)にとって
カセットテープは宝物。
幼くして亡くした母の形見だからだ。
クイルは母が亡くなった日に
宇宙海賊ラヴェジャーズに拉致された。
そこでリーダーのヨンドゥ・ウドンタ(マイケル・ルーカー)に
26年間育てられ、宇宙のトレジャーハンターとして
銀河を駆け巡るようになる。
惑星モラグで盗み出したオーブを巡り、
クリー人のテロリストにしてザンダー星人の根絶を目論む
ロナン・ジ・アキューザー(リー・ペイス)から命を狙われ
横取りされたことを怒ったウドンダから指名手配をされてしまう。
クイルはノバ帝国の首都惑星ザンダーで
オーブを売り払おうとしたところを
ノバ帝国の郡警察に逮捕されキルン刑務所送りに……。
そこで出会ったガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、
ロケット(ブラッドリー・クーパー)、
グルート(ヴィン・ディーゼル)、
ドラックス(デイヴ・バウティスタ)たちと手を組み
ロナンからオーブを守りきり、
ザンダー星人の根絶を阻止することができるのか?
というお話。
映画の中には以前マイティ・ソー/ダーク・ワールドで
出演したタニリーア・ティヴァン / コレクターが
重要なシーンで登場したり、
MCUシリーズを通しての大ボスにあたる
”アノ”キャラクターも出てくるので必見!!
これまでのMCUシリーズはメインキャラ1人の構成だったが
今回は5人。
それぞれ考え方も過去もまるで違い
ひとクセもふたクセもあるキャラクターが認め合って、
いつしか「仲間」という言葉を使うようになっていく。
お互いを認めひとつになっていく展開は
これまでと一味違って新鮮だった。
お互いを徐々に理解していく展開に
ミニアベンジャーズのような印象を持った。
とくに「故郷を失い、家族を失い、普通の暮らしを失った。
でも今日は失わない……」という
主人公の言葉にぐっと来るものを感じた。
あとこのMCUシリーズは全体的にUIがかっこいい。
今回もそれは例外ではない。
自分的にナイスだったのは
ロケットが持っていたタブレット端末のようなアイテム。
賞金稼ぎを探すのに使うらしい。
近未来的なデザインとカセットテープなどの昔のデザインが
上手くマッチしていたのもこの映画ならではの面白さだと思った。
昔のデザインのほうが見ていて落ち着いてしまう自分は
もうおじさんなのだなと思った。