「自然の描写がリアル、物語はやや強引」アーロと少年 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
自然の描写がリアル、物語はやや強引
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見ようかどうしようか迷っていたので、打ち切りギリギリの鑑賞になってしまった。
序盤の話の導入部分がうまくて、面白い話が始まりそうだと期待させられた。
草木や川の流れ、山肌などの描写が実写にしか見えないほどリアルで美しく、これだけでも映画館で観た意味があった。3D映えしそうな映像なので3Dで見るべきだったかも。でもとっくに3Dの上映は終わってた、残念。観るべきか迷ってたから、3D版を見逃したw
この映画の世界では恐竜が人間の位置にいて、人間は犬くらいの知能の動物という位置づけ。
でも恐竜の姿がほとんど進化していなくて、知能だけ発達しているという設定が無理ぽ。しかも複数の種が姿そのままで知能だけ発達するというのもなおさら無理。
でもそんなのは設定として受け入れるのはそれほど困難ではない。ちょっと受け入れ難いのは、初めは少年がアーロ達から害獣として扱われ殺されようとしていたのに、アーロがピンチになるとなぜか助けて、そこから急に仲良くなった経緯と、最後の別れです。一緒に危機を乗り越えてきた絆よりも種族を選びますかね?アーロとしては少年の将来を考えたのでしょうが、野生の動物が余所者をあんなにあっさりと受け入れるかな?
でも家族を表現する土に描いた輪っかの絵のところは感動的。
子供ならきっとそんな細かい矛盾を事気にせずに楽しめる映画だと思う。思わず笑っちゃった場面もあったし。
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