劇場公開日 2016年3月12日

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「一度泣いた」アーロと少年 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一度泣いた

2016年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

絆を描いた、清く正しい映画。
フルCGとは思えないリアルな表現には舌を巻く。草木や山、空、大地などあまりにもリアルすぎて、実写との融合と思うくらい。それ故に、キャラが浮いてしまいそうになる瞬間も垣間見えるが、絶妙な表現で見事に溶け込んでいる。というよりもすべてCGだからそれが当然といえば当然なのだが、あれほど完璧な背景を作り込まれると、壮大なロケとか無くなっていく予感がする。
ストーリーは単純すぎて、正直楽しめない。たまに笑えるのと、後半だけ1度泣かされたくらいで、押しつけがましい絆とか極度の恐怖や叫び、何かにつけ足を滑らすなどの表現には憤りを感じた。
設定とCGだけが注目すべきところ。内容の深さは全くない。それ故に、この作品をどうひょうかするか、なかなか難しいところ。

SH