アナと雪の女王のレビュー・感想・評価
全104件中、101~104件目を表示
愛の物語だけど
ネタバレになりそうなので慎重に。歌と映像の素晴らしさを楽しむ映画。愛の物語だけど、ちょっと肩透かしなのが、私的には物足りない。悪い奴は二人くらいしか出てこない、流石のディズニーアニメ。小さなお子様のいる家族でも楽しめます。
曲と映像は星5つ
今回は吹き替え版での鑑賞。
「Let It Go」のトレーラーを初めて観たとき、
氷の城を造り上げるシーンの曲とアニメーションが頭から離れなかった。
期待値マックスで映画を鑑賞。
曲と映像はとても良かった。
「Let It Go」以外にも素敵な曲がたくさんあったし、字幕版トレーラーの歌の日本語訳がとても良かった。字幕版で改めて見直そうと思う。
ストーリーはわかりやすかったし、テンポも良かった。
ただ、もっと丁寧に描いてほしかった。
エルサが1人になることを決意するシーンは、その結論に至るまでのエルサの心境をもっと映像として表現してほしかった。
また、
アナのクリストフに対する気持ちの変化についても、せっかくのミュージカルなのだし、歌にして表現してくれても良かったのにと思う。
そして、
オチとなるアナが元に戻るシーンもなんだか異様にあっさりしていて、それが非常にもったいなかった。
エルサのアナを想う気持ちをじっくりと描いてほしかった。
字幕の方が面白そうな予感。
どうしても比べられてしまう松たか子が可哀想に思う
2D吹き替え版の評価です。
ディズニーアニメとして初めてアカデミーの戴冠に輝いたうえ、興行収入も既に世界で10億ドルを突破して、これまでアニメ作品で世界興行トップだった『トイストーリー』の記録を追い抜くのも時間の問題とされているくらい大ヒット中の本作を、アカデミー賞受賞の日に鑑賞することができました。試写会場は受賞のアナウンスに大きな包まれ、おおきな高揚感をもって、試写に望むことができて良かったです。
作品も今までのディズニーにない高揚感に包まれて、愛の本質は、心の暖かさにあることを気づかせてくれる感動作でした。冷たい雪と氷の世界に閉ざされても、寒さを打ち砕く圧倒的なエネルギーを秘めた楽曲が魅力的でした。特にエルサが城かせ逃亡して、雪山を彷徨ながら『Let It Go』を歌い上げるシーンは、何度も予告編で見せつけられてきました。でもその前のシーンで、エルサが背負ってきた悲しみと孤独を知ることで、このシーン意味するところがよく分かり、感動が倍になりました。
あらゆるものを凍らせるという生まれ持った魔法に悩み続けていたエルサでしたが、雪山の大自然に身を任せたとき、思うがままに自らの才能を発揮させて、氷の宮殿を作り上げるのです。あのままの姿見せること。ありのままの自分になること。そうすれば何も怖くなくなるし、寒さも感じなくなる。そんな心に描くことは実現できること強く感じさせる歌詞を聞いていると、自らの心を解放し自由の身となったエルサの魂の喜びが伝わってきたのでした。そんなところに、普段閉塞感を感じている世界中の大人の女性の支持が集まっているのではないでしょうか。
この主題曲『Let It Go』は、見事アカデミー主題歌賞に受賞。ブロードウェイを代表するミュージカル女優イディナ・メンゼルの歌唱は、凄くエルサの微妙な気持ちのニュアンスまで歌い上げて、素晴らしすぎます。もう歌う事で精一杯の名優松たか子とは、断然違います。どうしても比べられてしまう松たか子が可哀想に思うどうしても比べられてしまう松たか子が可哀想に思うくらいです。なので断然御覧になるのなら3Dの字幕版をお勧めします。(神田沙也加なんて論外。どうせなら親がなぜ出ないのと言いたくなります。)
ところで、この受賞により作詞・作曲を担当したロバート・ロペスはエミー、グラミー、オスカー、トニーの4冠を制覇し、世界でこれまでに11人しかいない音楽界のグランドスラム「EGOT」を史上最年少39歳で達成する偉業を成し遂げました。
"EGOT"とは、アカデミー賞、トニー賞、エミー賞、グラミー賞をすべて獲得した人の称号。これがどれだけ困難かというと、全て獲得した人はこれまでわずか11名しかいないというところから察していただきたいと思います。
作品のなかのキャラでは、夏に憧れる陽気な雪だるまのオラフ。ひょうきんな道化役で爆笑を誘っていました。既にキャラクターグッズも発売中で、ディズニーの新たな人気キャラの登場です。
もう一つ印象的なキャラが、ルサの魔法で作られた巨大な氷の怪物のマシュマロ。氷の城の門番。怒らせると牙と爪と棘が生えてアナたちに襲いかかったのでした。このマシュマロは、エンドロール後にも登場するので、最後まで楽しみにしてご覧ください。
オラフは子供の頃のエルサの心の内を表し、これに対比されるように、マシュマロは現在の孤独を好むエルサの心の内を表すための設定とも言われているそうです。
物語は、アレンデール王国の王女エルサがまだ8歳の時から始まります。エルサは、触れた物を凍らせたり雪を降らせたりする呪われた魔法の力を持って生まれた子でした。しかし、両親から愛され、3つ年下の妹アナといつも仲良く幸せに暮らしていたのです。
いつも姉妹は、仲良くエルサの魔法で雪を降らせたり雪だるまを作ったり部屋中を凍らせて遊んでいました。でもある夜のこと、はしゃぎすぎたアナに、間違って冷気の魔法を当ててしまいます。動転したエルサは、自分の魔法を制御できず、逆にアナを傷付けてしまうことに。
駆け付けた王と妃は、目を覚まさないアナを助けるため、魔法に詳しいトロールたちの所に行って救いを乞います。幸いエルサの魔法が傷つけたのはアナの心臓ではなく、頭ででした。そのためトロールの力でも回復させることができたのです。
トロールはアナの魔法の傷を消すために、二人で遊んで楽しかった思い出だけ残して魔法に関する記憶をアナの頭から消してしまいます。
一方、エルサは日増しに魔法の力が強くなっていくのです。そして魔法の力を世に知られぬよう、城中の窓や戸や門を閉めて部屋に閉じこもり、魔法を制御するために誰とも触れ合わず自分を抑えて生きることを強いられます。
意識が戻り元気になったアナは、エルサの魔法のことを忘れてしまったために、なぜ突然に大好きな姉が自分を避けるようになったのか理由もわからないまま閉ざされた城の中で寂しく成長するのでした。
10年後。王と妃は事故で亡くなってしまいます。でもエルサとアナは、お互いだけが唯一の肉親となってしまったのに、顔を見る事も話す事もできないままでいました。何時しか、更に3年の月日が流れるのです。そして美しく成長したエルサは女王として即位することに。
13年間ずっと閉ざしつづけた城の門を、特別に1日だけ開いて戴冠式が行われます。しかし、エルサの魔法はもはや自分の意思で抑えることが出来ないほど強大なものになっていのいました。
魔法のことを人々に知られないように、女王として完璧に振る舞うように、自分を抑え感情を殺してなんとか1日を乗り切る覚悟をするエルサ。
一方アナは、13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に、新たな出会いを期待して胸を膨らませていました。そして、戴冠式に招かれていた他国の王子ハンスと恋に落ち、出会ったその日のうちに結婚の約束までしてしまうのです。
姉に婚約を告げるアナでしたが、あまりにも早すぎる展開にエルサは二人の結婚を反対します。アナとエルサは口喧嘩となっしまい、気持ちのたかぶったエルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまいます。自分の力を知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げだします。すると夏だった王国は、エルサが無意識に暴走させてしまった魔法によって、永遠の冬に閉ざされしまうのでした。
北の山にたどり着いたエルサはそこに魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめてありのまま独りで生きていく決意をするのでした。
アナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため一人で旅に出ます。道中で出会った山男のクリストフ、彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフと共に、エルサを探して北の山へ向かいます。
氷の城にたどり着いたアナは、エルサに王国に戻るよう説得をこころみます。しかしエルサは自分の魔法で人々が傷つくことを恐れ、王国への帰還を拒否するのです。初めは暖かい気持ちで再会した二人だが、お互いを思いやった末の口論から、徐々に姉の感情がたかぶって魔法を制御できなくなり、誤ってアナのハートを凍らせてしまいます。少しずつ体力を失い凍えていくアナ。クリストフはアナを救うため、彼の知り合いであるトロールたちのもとへ向かう。しかし、幼い時と違って魔法を受けたのが、頭ではなくハートであったため、トロールの力では回復させられないようなのです。
一方ハンスは、アナを乗せて旅立ったはずの馬だけが王国に戻ったことで異変を感じます。そして、兵士たちを連れてアナとエルサを捜しに出かけることに。
氷の城を見つけた彼らでしたが、一部の兵士たちが容赦なくエルサに攻撃を仕掛けてしまいます。
エルサは魔法の力で彼らを止めようとします。でも最後には兵士たちに捕らえられ、かつての自分の王国の牢屋に閉じ込められてしまうのでした。
ハンスは、冬を止めるようエルサを説得します。でも、すでに制御できない力を持った魔法を止める術は、彼女自身にも知る由がありませんでした。その頃、トロールたちの話から、アナの凍ったハートを溶かす手がかりを知ったクリストフは、衰弱してゆくアナを抱えてスヴェンを走らせ、王国へと急ぐのでした。
すっかり凍ってしまったアナを蘇生するには、アナを愛する人の力が必要なのだとか。果たして、その人とは誰なのか。そしてすっかり凍ってしまった王国の雪と氷を溶かす方法とは何か、感動のラストをぜひ劇場でご覧ください。
全104件中、101~104件目を表示