「時代は「守られる」プリンセスから「守る」プリンセスへ」アナと雪の女王 Kumagaiさんの映画レビュー(感想・評価)
時代は「守られる」プリンセスから「守る」プリンセスへ
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「自己犠牲」的な愛ををテーマに
メインキャラの織り成す姉妹愛や異性愛、家族愛をミュージカル調に描いた
緻密に練られた群像劇でした。
一番素晴らしいと思った点は
あまりCMではスポットに当たっていない
妹プリンセスのアナの人物造形ですね。
ラプンツェルの時にもその傾向がありましたが
近年のお転婆ながらもどうしても守られる立場に収まってしまう
ディズニーのステレオタイプなプリンセスの人物造形が
今作で完全に払拭されたと言っても良い。
内容面においても、
トイ・ストーリーを作ったジョン・ラセターが
製作に関わっているだけあって
最後の最後まで明確な敵を現さない構成は実に斬新で
そこからの「ここからどう終わるのだろう?」という
怒涛のクライマックスは必見です!!
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