「意外と重い前半に驚いた」アナと雪の女王 ジュンさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と重い前半に驚いた
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友人に勧められ、DVDで視聴。
挿入歌は流行ったこともあり、大体聞いていましたが細かいストーリーは知らなかったので驚くところも多くありました。
前半は意外と重い!
冒頭、妹を傷つけてしまった罪悪感から、アナとの接触を断ったエルサの心境。もう嫌だ!と嘆くエルサを支えていた両親を亡くしたときの心境。
この辺りは想像するだけで鬱々としたものがこみ上げてきます。
その後、エルサの押し殺してきた感情が爆発した「Let it go」はストーリーと合わせて観ると、感じ方がまた異なりますね。
本人は晴れやかな顔をしているけど、最後は扉を閉めて終わる。
この映画、扉がひとつのキーフレーズなのかな、と思います。
何度ノックしても明けてくれることのなかったアナとエルサの間の扉、その隔たりを知っているから、氷の城の扉もアナは中々ノックすることができない。
その扉の鍵となったのは愛。
アナを傷つけたくないあまり距離を取ったエルサの愛、エルサのことを想い自分の身も顧みないアナの愛。ふたりの愛が永遠の冬を終わらせる。
さすがPIXER、子どもでも楽しめるストーリー展開の中に、大人もふうんと唸る要素を混ぜ込むのがうまいな、と感じます。
日本語吹き替えも特に歌の面で大健闘だとは思いますが、もともとのほうがやっぱりいいですね。映像も歌詞に合わせて大小さまざまなネタを挟んでくるので、吹き替えだとそのあたりずれてたり、無くなってたりするので・・・。
あと、クリストフの声がめちゃくちゃ好みでした。
家族の思い出は前に見たことがあるのですが、いま見たらもっと感動するんだろうな。
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