劇場公開日 2014年2月1日

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マイティ・ソー ダーク・ワールドのレビュー・感想・評価

全135件中、1~20件目を表示

3.5前作を上回る面白さ

2024年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

それは、キャラクターの説明に時間を割く必要がなかったからでしょうか。
相変わらず、クリスの役作りが単純で、戦闘も、葛藤するシーンもまるで同じテンションで演じているように感じますが、ロキのキャラクターは前回よりも深みのある屈折した演技を披露しています。

敵の存在がもう一つ稀薄で、その分勝利した時の爽快感も少ないような気が…

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うそつきカモメ

3.5ソーにはコミカルさの方が似合う

2023年12月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

きっかけはごく単純なことだった。「アベンジャーズ/エンドゲーム、めっちゃ面白かったよ!」と周囲に吹聴していたところ、「なら22本観てみようかな」という御仁が現れたのである。
これを聞いて私は焦った。何故なら、「マイティ・ソー/ダークワールド」を観ていなかったのだ!
楽しそうに観た作品について語る御仁の傍らで、私の焦りは頂点に達した。「ヤバい、このままでは話についていけない…!」

とまあ、こんな事があって今作品を観ることにした訳だ。レビューを書く前は、すっとぼけて単体の作品の事を書こうと思っていたが、どうしても全体的な事を考えてしまうので仕方ない。

「ダークワールド」の一番の見所は「惑星直列」による豪快なアクションシーンだと思う。ユグドラシル世界観に基づく「9つの世界」を縦横無尽に駆け巡る様は、マイティ・ソーでしかあり得ない。
作品の主眼は全て「9つの世界」が直列になることにリンクしていて、最初から最後までこの事が中心となって組み立てられている。結構面白い趣向だ。

アベンジャーズ総括としては、前作でやっとムジョルニアに相応しい人物と認められたソーが、新たに痛みを克服し、もう一段階成長する話だった。一人前とは言え、まだまだ様々な庇護の元に置かれていたアズガルドの「王子」が、1人の人間として己の大切なものを選び取り、独り立ちする。

でも、単体の作品としてはやっぱりパンチが弱いよね。どちらかと言えば、出番の少なかったロキやセルヴィグ博士の方が印象的だったかな?
話を回してたのもその二人だったしね。

「9つの世界」という世界観はソーにしかない面白みだと思うので、地球で闘うソーよりも、異世界を冒険するソーの方が観たいかな。

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つとみ

3.0ステラン頑張った

2023年11月5日
スマートフォンから投稿

楽しい

全4シリーズで1番つまらない内容なのは間違いないでしょう。派手なドンパチも無いしお笑いも少ないし、終始ヒューマンドラマを観てるかのようだった。救いはステランが体張ってモザイクかかった位ですね笑

ダークワールドは、おそらくインフィニティストーン登場のためだけに作られた映画で、内容はスカスカ。今後のストーン登場の布石としての役割的映画になってしまった。前作よりグレードアップした部分は、オーディンの傍若無人を発揮した神らしくない態度と綺麗なCG位ですわ。僅か数年で、ここまでCG技術が向上した事はとても素晴らしくテクノロジーに感謝ですな

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dj xyz

3.5永久保存版🙆‍♂️

2023年5月7日
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やや展開が単調で有ったが、十分に面白い。
大の大人達が最新の技術を駆使してアメコミ映画の製作に本気で取り組んでいるのが素晴らしい。

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@Jankichi@

4.0ロキ ダーク・ワールド

2023年1月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

いやもう、主人公ロキじゃん。
ロキがほぼ登場しない前半パートは正直、何も印象に残らない。だけど、ロキがソーと絡んだ瞬間、面白さ爆発。ソーも好きだけど、ソー以上にロキが好きだったのか、自分。なんだぁ、可愛げあるじゃないの。

あれ、見たいのと違うんだけど、、、な前半。
前作やアベンジャーズを引きづってる感が否めず、物語の進展にもあまり興味が分からない。前作の無邪気で破壊的なソーの方が見ている側としては面白かったな。今回は反省を活かしてか、落ち着きすぎて少し面白みに欠ける。クリス・ヘムズワースは最高なんだけどね。

その前半を完全に巻き返してくれるのが後半。
前半はわざとそうしたのか?それとも、途中で監督変わったのか?ってくらいに、後半から面白さが何十倍にも膨れ上がる。ロキというキャラクターの底知れぬ魅力が最大限反映されていました。やはり、頭が良い悪役(?)というのは見ていて楽しい。トム・ヒドルストン、マジ天才。彼にロキを頼んだ人も、天才。MARVEL一のハマり役です。

ストーリー自体も後半になって急激に面白くなるし、興奮が止まらない。ラストは衝撃的で、鳥肌モノ。うわぁ!!おもしれぇぇぇ!!と思わず叫んじゃいました。同時に、前半もっと面白くできただろ!とも。でも、終わりよければすべてよし!逆だったら問題だけど、これなら満足です。

Disney+オリジナルドラマ「ロキ」が待ち遠しくなりました。早くみたい。そのためには、頑張ってみるべし。まだまだ先は長いですが、この調子で見ていきます。

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サプライズ

3.0バージョンアプしたと言えばしたけれど・・・

2023年1月15日
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鑑賞方法:VOD

スター・ウォーズと区別が付かなくなってきて、なんだかなぁ~😥物語はまぁまぁ楽しめた🎵後一作見ての総合判断‼️

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mark108hello

3.0ロキ改心?(MCU⑧)

2022年7月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

シリーズ2作目。
今作も、影の主役(?)ロキが大活躍。
ソーとの共闘もあり、改心も?って、しないか?(^_^;)

今作は、ソーの強さはイマイチ感じず、ジェーンたちの科学の力もあって、なんとか戦えてた印象。まぁいろいろ考えてますねぇ~
ただ、イマイチ印象に残らない…

いつものようにスタン・リーのカメオ出演&エンドロール後のオマケ映像有り。

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n.yamada

3.0アベンジャーズの続きということで。まだ続編もあるのですね。 何も考...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アベンジャーズの続きということで。まだ続編もあるのですね。
何も考えずおもしろく観れる感じ。
ロキが良かった。

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よっしー

3.0神話路線も継承しつつ

2022年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

前半の神話側と後半の地球側でソーとロキの兄弟が活躍するも最後はそうなるのかぁ…的な感じで続編に続く!
赤マントのヒーローが妙に人間環境に適応する様は笑いのセンスが詰め込まれている。

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Iwarenkon

2.5いっそロキ目線で作った方が面白いのでは?

2021年11月11日
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良:ロキ
悪:単独作品としては微妙
再鑑賞:しました。

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カトカツ

2.5脳筋?

2021年7月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

ど正面からどつき合う事しか脳がない敵味方。
謀略も策略もあさーいので、ドキドキしない。
ロキにしても、読めすぎ。
エンドゲームまで観てから観てない作品の穴埋めしてるから、期待値上げすぎたかな?

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neko

2.555点

2021年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

寝られる

萌える

映画評価:55点

相変わらず、
神々の争いをテーマにしている分
ぶっ飛んだ内容になっている。

ソーの住むアスガルドや、
我々(人)の住むミッドガルド、
それら9つの世界が直列する異常気象を利用し
ダークエルフが世界革命を起こそうとする
そういう物語。

人間関係やキャラクターへの愛着で
ようやっと面白くなってはきているものの
ストーリー自体はやっぱり紙。神だけに

アクション好きにはオススメです。

個人的な感想ですけど、
今後のアベンジャーズにて
神ベースの強さの敵が攻めてきたら
他のヒーローは役に立てないだろうし、
地球侵略クラスの強さならソー(神)がいる時点でほぼ負けないと思うんですよ……

その辺をどのように納得させるのだろうと
考えてしまって純粋にソーパートを楽しめない自分がいるんですよね。

それでもソーやジェーン、ロキやエリック等
好きなキャラクターがたくさん出てきて嬉しかった。

その分、一部のメインキャラクターの卒業が残念でならない。

神ってこんなに簡単に死ぬの?ってなる、
あれだけ強いダークエルフがあんな事で死ねるの?
だとしたらソーやオーディーンはどれだけ不死身なの?

あまりにも不死身と即死の差が分からない

今後のためにも神の定義を教えてもらいたい今日この頃です。

とまぁ、色々言いましたが
最後のオチの続きが気になります!
何ですかアレ!!

【2021.5.6鑑賞】

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まぁと@名作探検家

1.51作目よりも面白くない。

2021年2月3日
PCから投稿

唯一壁にハンマーをカチャッとかけるのが面白かったです。重いわけではないのか?

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aaaaaaaa

4.0悲しいシーンもある。 壮大な映像もある。 見応えのある映画。

2021年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

悲しいシーンもある。
壮大な映像もある。
見応えのある映画。

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オリーブ

3.0それでもやっぱりロキが好き

2020年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

前作から続けて見てますが、やっぱりロキがいいなぁ。笑。あえて、なんでしょーが細かいところの説明がなくてなんか消化不良なのが残念。
現実と非現実のバランスがなんともしっくりこない。

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たね

3.0パンツをはいてください!

2020年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 地球上で一番目立っていたエリック・セルヴィグ(ステラン・スカルスガルド)。5千年に一度、9つの世界が一直線に並ぶことによって異変が起こることを察知し、その秘密がグリニッジにあることを突き止める。

 5000年前、ダークエルフの長マレキスがインフィニティストーン・エーテルを解き放つことで世界を永遠の闇にしてしまおうと企み、それをオーディンの父ボーが阻止して封印。そんなエーテルを地球人のジェーンが吸収してしまったのだから大変だ。

 目覚めてしまったマレキスはアスガルドの奥まで侵入し、ついにはソーの母フリッガをも殺してしまう。ここでのフリッガの葬儀がアスガルド風で幻想的。フライング・ランタンをも思わせる光景にはちょっと泣けてくる。そうしてソーは幽閉中だったロキと共闘してマレキスを倒そうとするのだった。

 一瞬、ロキがキャプテンの姿になったのには笑えましたが、戦いの直前にもソーの右手首を切り落とすシーンがあり驚愕。まぁロキは裏切る真似をして、やっぱり育ての母をも愛していたんだと徐々に好感が持てるようになる設定。そんなロキも死んだと思わせて、ラストカットではオーディンの姿を借りていたとは!で、本物のオーディンは何処へ・・・

 エンドロール後の映像も面白いが、やっぱり気になってくるのはコレクター(ベニチオ・デル・トロ)の存在。こんな奴に預けても大丈夫なのか?!と心配になってきます。

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kossy

3.0暗い世界を明るく見た👁

2020年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

単純

私が書いてる10年日記アプリによると、
以前にこれを初めて観たのは2017年の今頃で、3公開前夜の真夜中頃に、これの1と2がBSのchを跨いで立て続けに(大盤振る舞い🌲)放映されていたのを、眼に不調を感じつつ疲れながらも無理やり鑑賞し、どちらかというと辛気臭いこちらはほとんど楽しめなかったのですが😞氣力不足‥、、

その後、劇場鑑賞した『Av インフィニティ・ウォ-』で大感動に震えた興奮も冷めやらぬうちに、過去のMARVEL作品をアマプラでおさらい梯子鑑賞する中で再鑑賞したのですが、私のPC💻のディスプレイは、輝度をMAXにしていても暗い映像を見るにはとにかく不向きな仕様なのと、作品自体も陰気なマレキスの野郎のお陰で、肝心なところでとにかく暗い😎シーンが多くて、結局 何が何やら分からないだらけの印象で観終えてしまい、またつまらなかったワケです。

そこで今回、改めて📀Blu-rayを借りて、再生アプリの映像明るさ調整で、動画データ自体の輝度を上げて観ましたら、暗かったマレキスの野郎の所業も明るみに曝け出されてよく分かり、都合3回くらいロキら(騙さ)れながらも普通に楽しく鑑賞ができましたん❣

😉ロキさんのヒネクレに共感スル人も多いッショ?

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寝落ちマン(次男)

3.0既視感半端ない

2020年6月11日
PCから投稿

そこそこ良いのだが、何か全て観たようなシーンばかりで、少し退屈。

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アサシンⅡ

3.0あの斧が欲しい。

2020年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ソーが主役だけど、裏切り者の弟ロキが主軸な印象。
結局すっきりしないまま終了した印象。
その後、どうなるのだろうか?!

正直、異次元過ぎてこの映画好みじゃないな。
挫折しないように頑張ろう💪

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April

3.5アベンジャーズシリーズはかなり好きなんだけども

2020年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

萌える

単独主演の方は、いつも☆4以上付けたいなーと思いつつ、あまり付けられた試しがない。何でなのかなー。
ここから今作と関係ないアメコミ語りという最悪なレビューなので、手っ取り早く今作の感想だけ読みたい方は、以下の長い3段落を飛ばしてください。今作のレビューは一番下から5段落目から。

自分は『アベンジャーズ エンドゲーム』で初めてアベンジャーズシリーズの存在を知るという、情弱もへそで茶を沸かすレベルの情弱なんですが(改めて書くと本当に酷いな)、シリーズもの…というかMCU関連と知らずに『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ ウインターソルジャー』『アントマン』『ブラック・パンサー』は見ていて、ここまで見ておいてこれらが繋がっていることすら気付かないという鈍さを発揮していました(でも念のため言っておくと『アントマン』を見た時ラストにちょこっとファルコン出てきて「あれ?この人見たことある」とは思いました。気付きました。だから何だ)。
『エンドゲーム』を観に行く前に慌てて見たのが『アベンジャーズ』『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』『アイアンマン』で、観た後『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』『マイティ・ソー』をDVDで見たんですが…うーん、どうも記憶に残らないんですよね。
やはりアベンジャーズシリーズの方が画面上が派手なのもあるのかもしれませんが…思うに、アベンジャーズシリーズはキャラクターの個々のバランスがうまく取れている稀有な作品だったせいもあるのかなと。

20年くらい前まで、日本ではアメコミといえばDC作品(スーパーマンやバットマン等)の方が圧倒的に優勢で、MCUなんて「アイアンマン?何それ?」「キャプテン・アメリカ?誰?」って感じだったと思うんですが、この立場が逆転したのはアベンジャーズシリーズが大成功を収めたことが大きかったと思います。そして、DCも同じようにヒーローを集めて悪に立ち向かう『ジャスティス・リーグ』を打ち出しましたが、完敗。
日本では元々「アメコミと日本の漫画は別物」という感じで、アメコミ=ちょっと変わった漫画みたいな扱いでした。もちろんスーパーマンやバットマンなんか大人気でしたが、それでも他の国のように「アメコミ万歳!」にはなりませんでした。何故かというと、日本には元々独自の漫画の文化があり、「皆で力を合わせて悪を倒す」のが主流だったせいと言われています。主人公=ヒーローであることに違いはないのですが、周囲の人々がヒーローを支え、時にヒーローを成長させ、ヒーローを守ることさえあります。
対するアメコミは「選ばれたヒーローが1人で悪を倒す」のが主流で、ヒーローは孤高の存在であり、力を隠し、泥を被り、最後はひっそりと消えていく悲しい運命に選ばれた特別な人でしかない。アメコミヒーローは、一般に生きる読者たちのような凡人からは程遠い存在です。漫画の中でも、一般人はヒーローを応援したり批難したりするだけで、何もしません。ここが、日本人には「なんでやねん」となるところで、アメコミが日本で主流になるほど流行らなかった理由、また日本の漫画が海外で受け入れられた理由はこれではないかと言われているそうです。
今までヒーローを応援する「その他大勢」でしかなかったアメコミと違い、「凡人の自分でも何かの役に立てるかもしれない」と思わせてくれる日本の漫画が心に響いた、ということだそう。

更に付け加えると、日本人に流行らなかった大きな理由の1つとして個人的に凄く感じるのは、アメコミヒーローはことあるごとに「世界を守る」「平和を守る」と言うんですが、この言葉、凄く抽象的だと思うんですよね。「世界ってどこ?」「平和ってなに?」と。
日本の漫画で多いのは、「家族や友達・仲間を守る」「(自分の)村を守る」と結構具体的で身近なものが戦いに行く理由になっていることが多く、それより広い範囲の「世界」を守るのは、いわば「ついで」です。冒険の途中で出会った仲間を助けて、その仲間の国も通り掛けに助けるとか、あるいは仲間との冒険自体が主体で、何か達成した時にそれを「仲間と共に分かち合う」こと自体が目的とか。
アメコミヒーローは、最初こそ何か理由があって「平和を守る」と決意しますが、その後はただボヤーっと悪い奴が出てきたら倒す、その繰り返し…明確な目的も無し。そこが個人的には物凄く気になるところで、明確な目的ないからいつもアメコミヒーローって暗い感じで終わるんじゃないですかねー!?と声を大にして言いたい。いや、声を大にするほどアメコミに詳しいわけでもないんですが。
バットマンなんて絶対敵を殺さないので、しつこく同じ敵が牢屋ぶち破って出てきますしね。お前もう見飽きたよ!

と、『マイティ・ソー ダークワールド』のレビューなのにアメコミのDisり大会になってまいりましたが、そんなわけで、アベンジャーズシリーズが大成功した稀有な作品なのは、「ハッキリとした最終目標」があり、かつ「キャラクターの能力がバランスよく散っており、きちんと互いの能力を補い合えるような関係性になっている」ことが大きかったように思います。
「何か知らんけど最強の奴らいっぱい集めりゃ勝てるだろw」みたいな適当な考えでは個々の能力や相性を生かしきれず、意外と超大作の映画でも脚本の時点でゴミみたいな出来になってしまうこともあるようです。団体スポーツでもそうですが、相性考えずに強い奴だけ集めたからって、それで勝てるほど甘くはありませんよね。

で、そんな奇跡を起こしたアベンジャーズシリーズと同じMCUなのに、何で単独主演の方はこんなに印象が薄いのか?という話なんですが、これは自分がMCUと意識して観た初めての作品が単独主演ではなくアベンジャーズシリーズの方だったのも影響していると思います。どうしてもアベンジャーズシリーズのクオリティを期待してしまうので…
でも思い返してみると、キャプテンの存在すら知らなかった時に観た『キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー』は記憶に残っています。ということは、別に単独主演だから派手さがなくて印象に残らないってことではなく、アベンジャーズシリーズと比べて何か致命的な欠陥がある作品が多いんでしょうね、単独主演の方が。もちろん会社側も、力の入り具合からして違うんでしょうけど。

ダークワールドのレビューページなのでダークワールドに関して言うと、今作もやはり上に書いた通りの「アメコミの王道」を基本にしていて、主人公のソーを中心に、周りは賑やかし程度…うーん、そこまで酷くはないが、やはり基本は「無力なヒロイン」「主人公がリーダー、仲間はついていくだけ」で、ヒロインや仲間たちがどんなに頑張ったところで「主人公を輝かせるための道具」感が拭えません。
ヒロインは頭脳戦というか、弱くて戦闘で役に立たない代わりに頭を使ってちょっとサポートはするし、ヒロインの仲間も、ソーの仲間もそこそこよくやっている…ハズ。なんですが、何で???やっぱり、単なる「引き立て役」なんですよね。ソーの仲間とヒロインとの間で一悶着あるかと思いきや何もないし。
恐らくソーとロキの関係に一番スポットを当てたかったのでしょうが、そこに当てすぎちゃったのか?もはや敵すら「誰でしたっけ?」くらい印象に残ってません。ソーとロキが何か悪態吐きながらもキャッキャウフフしてたのを2時間見てた気分。流石にそんなはずないよなぁ…

対して、いたずらっ子(と呼ぶにはやりすぎだが)ロキに関してはとてもよく描かれていたと思います。もしかして今作って、実はロキが主人公?と思うくらいです。まぁ、前作『マイティ・ソー』でも充分ロキがいたずらっ子してましたが…ロキの心の闇にスポットを当てたおかげでアベンジャーズでも「憎めない敵」となり、結果良かったのかもしれませんが、ソー単独主演映画としては、ソーの印象が弱すぎます。ソーは王道のストーリーにして、ロキの悪戯で物語にちょっとしたスパイスを、のつもりだったのかもしれませんが、配分が…ロキに振り切れてる気がします。さては製作者、ロキ好きだな?
正直言って、自分の中で『マイティ・ソー』のストーリーだけでソーとヒロインが惹かれ合った理由が全くわかりませんし(あの程度で好きになるか?)、今作でもそれは継続中。
あの程度の繋がりで何故、2年も待ってられるのか…そこら辺も含め、共感できる部分が少ないせいで余計に印象に残らないのかも。

ヒーローとヒロインがいたら、理由がなくても惹かれ合って当たり前。ヒーローには人望があって当たり前。困難があって当たり前、それを乗り越えて当たり前…物語としては当たり前かもしれませんが、これがあまりにも見え透いているというか、義務的にその設定をなぞっているだけにしか見えなくて、ペラッペラ。まるで屋台骨が丸見え状態のハリボテのよう。なのに何故かロキの設定だけしっかりしている…笑
ロキ役のトム・ヒドルストンの演技が上手かったのは勿論でしょうが、キャラクター設定がソーよりよっぽど作り込まれ、深みがあった気がします。ソーの性格が単純・豪胆なので、これ以上掘り下げられないのか?仕方ないのかなぁ。
実際、あの世界観を作るのにCGは必要不可欠でしょうが、ソーの、というかストーリーの単純さを誤魔化すためにCGを多用しているように見えてしまうくらい単純ストーリー。ロキがここでもちょっとだけスパイスを加えてくるけど(笑)、主役はお前じゃないんや…

他、見どころと言えば主演のクリス・ヘムズワースのどーなっとんねんと思うようなモリモリマッチョな筋肉と、ママっ子ロキのしょんぼり姿くらいかなぁ。あと、中盤でやたらとテンション上げてくるニッコニコのロキと、空飛ぶ舟?みたいなやつで狭い穴抜けた後、ロキのテンション低めの「タラー♪」に家族共々じわじわ来てDVD停めて10分くらい休憩した記憶。ほとんどロキじゃねーか。
敵さんに関してはほとんど記憶がありません…何で喧嘩になったんだっけ?(アホ)

ロキに存分に笑わせてもらった分と、10秒もない出演でもちゃんとロキのアクセントで、ロキがふざけて変身してるキャプテン・アメリカを演じてくれたクリス・エヴァンスへの尊敬の念を込めて☆1つ追加!
決してつまらない作品ではなかったんですが…オマケ追加して☆3.5ってひっどいな…

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alala