「いつでもそこにある危機‼️」偽りなき者 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
いつでもそこにある危機‼️
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子供の何気ない嘘、その純粋さ故に様々な感情を喚起させ、まだ善悪の区別もつかないかもしれない子供の言動や行動が、一人の男を破滅と追いやる様を描いた人間ドラマ、いやこれはホラー映画ですね‼️離婚と失業を経験したルーカスは幼稚園の教師となる。その中には親友の娘クララの姿も。普段から他の子よりも気にかけていたクララの何気ない作り話、嘘がルーカスを変質者扱いし、親友や同僚達からも糾弾されていく・・・‼️独断、偏見、思い込み、噂などに支配されていく人間の弱さ、恐ろしさを描いた名作‼️クララの話だけ聞いて真実を作り上げ、ルーカスの話を聞こうともしない人々、特に園長ですね‼️今作における一番の悪党はこの園長かも‼️そしてマッツ・ミケルセン‼️一生懸命、自らの潔白を証明しようと奔走する姿には共感しまくり‼️スーパーで食品購入を拒否されてフルボッコにされたり、教会で涙ながらに親友に訴えるシーンの演技はホントに素晴らしい‼️というか、今作の主人公の悲劇はいつ我々の身に降りかかってもおかしくないものですよね‼️まさしく "今そこにある危機" いや "いつでもそこにある危機" ですね‼️ラストの展開も安堵どころか、まだまだ根強く残っている差別、偏見、遺恨のようなものを感じてゾーッとしました‼️
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