雨粒の小さな歴史のレビュー・感想・評価
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【”雪のひとひら”父のいない人生を送って来た女性が、自らのアイデンティティーを探すアーティスティックな物語】
■大学卒業間近の冬。美千留のもとに、会ったことのない腹違いの妹、小百合から1通の手紙が届く。
そこには、幼くして生き別れになった父親のことが綴られていた。
手紙を読んで以来、今まで気にかけもしなかった父親という存在が、美千留の中で広がっていき…。
◆感想
・中川龍太郎監督らしい、静謐だがエモーショナルな作品。一人の女性が自立する意思を持つ過程が鮮やかに描かれている作品である。
<自らが若さの中にいるからこそ描ける“若さ”の痛みや危うさ、躍動感が表現された作品。>
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