「不思議な渓谷」さよなら渓谷 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な渓谷
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隣の女立花里美が逮捕され、取材陣が大勢外にいるというのにセックスに明け暮れる尾崎夫妻。
尾崎俊介の周辺を取材するよう命ぜられたウィークリープレスの渡辺(大森南朋)。さっそく彼が大学で過ごした野球部を取材し、退学後に就職した証券会社を当たる。その退学の理由を探ると集団レイプ事件が浮かび上がってくる。その被害者女性水谷夏美のその後の悲劇も同僚の小林(鈴木)から聞かされる渡辺。尾崎に対して過去の汚点を諭すように伝えるのであった・・・
尾崎はまた警察からの事情聴取を受ける。これはかなこからの情報で、立花による殺害の殺人教唆で立件しようと警察は動く。そして、無理やり自供・・・
やがて尾崎の妻かなこはレイプ被害者水谷夏美と同一人物じゃないかと気づいた渡辺と小林。そして尾崎とかなこの意外な関係を知るのであった。
レイプ事件の加害者の一人と被害者。一緒に暮らすようになるものだろうかと思いつつも、回想シーンによって自然な流れになっていることがわかる。立花とも一切関係のなかった尾崎はすぐに釈放され、かなこの元に帰る。幸せになろうという意思のない二人。最後に渡辺は尾崎に問う・・・もしあの頃に戻れるなら、事件を起こさなかった人生とかなこに出会った人生のどちらを選びますか?と。答えようとする寸前でタイトルバックが描かれエンディング。
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