劇場公開日 2013年2月16日

「今度は武闘派クロス」バーニング・クロス スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5今度は武闘派クロス

2015年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

モーガン・フリーマンが主演したシリーズ前二作は何となくしか覚えてないのですが、もうほとんど別物って感じでしたね。
主人公アレックス・クロスが知性派からいつの間にか武闘派へ、それによって内容も完全にアクション映画へと変わってました。

まあでもこれはこれとしてそれなりには楽しめましたが、ほとんどクロスが犯罪心理学の専門家である意味は無くなっていた様な・・・。
後手後手で犯人に翻弄されすぎでしょ(苦笑)
結局復讐の鬼と化して肉弾戦ですから、こうなってくると普通にB級アクション映画を見た印象しか残らないんですよね。

クロスを演じたタイラー・ペリーも、モーガン・フリーマンと比べてしまうともう一つ魅力を感じないんだなぁ。
むしろエドワード・バーンズやレイチェル・ニコルズと言った同僚刑事の方が華があった印象で。
まあプロファイリングを駆使した知性派サスペンスではなく、あくまで普通の刑事物アクションとして見るのが吉と言った感じでしょうか。

ただ、悪役を演じたマシュー・フォックスは素晴らしい存在感を見せてくれましたね。
イカれたサイコっぷり、ムキムキ筋肉の細マッチョな体、これは本当に凄かった。
でもあんなに強かったのに、クロスとのバトルではそうでもなかったのはご愛嬌と言った感じか・・・。
まあこれで終わればまだ良かったのですが、ジャン・レノが・・・何かB級なオチだなぁ(苦笑)

スペランカー