人生、ブラボー!のレビュー・感想・評価
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期待してなかったのに
B級っぽい変な映画が観たくなって借りたんですが、ちゃんとした良作でした。 いい加減だった人、俳優志望の子、ジャンキーになりかけてる子、暗い子、みんな少しずつ良い方向に向かうところがいいです。 観ていて凄く気持ちがいい。 クスッとできるシーンが多いので最初はコメディーかと思いきや後半になるにつれてハートウォーミング系。 人におすすめしやすい映画です。おすすめ!
期待してなかったが…
主人公の人生の過ごし方が、不器用なりにふんわり前向きなところが素敵だった。 そんな主人公に音楽もピアノの音色がロマンチックすぎず、コメディー過ぎずとっても合っていた。 主人公の部屋のインテリアセンスが彼のセンスの集大成で、どうぶつものがたくさんあったりして優しい人柄がうかがえる。 最近すさんでいた日々が続いていたけど、久々にこころあたたまった。
ビバ! 人生
今だからこそ、いや 違うな いつの世も、将来や未来に希望を持ち今を生きる 正しい決断かどうかは誰にも分からないけど人が少しでも笑顔になるなら それで幸せ。 自分のことは後回しでいい、なんとかなるさ 人生、ブラボー!
ご褒美は拡大家族
男性が精子提供をする時に、生まれてくる子の姿まで想像するかどうかはわからないけれど、人助けだったり、お金のためだったり動機はいろいろでも、そこまで考えて提供する人はあまりいないんじゃないかと思う。
若い頃に行った693回の精子提供の結果、533人の子供が誕生し、そのうちの142人から身元開示の訴訟を起こされたサエない中年男のダヴィッドだってそのひとり。
彼は突然の衝撃の事実に面食らい、身元を明かすことを拒絶するが、誰だって突然533人の子どもの父親だと言われても受け入れられる筈がない。
しかし、元々彼は愛情深い男。
借金だって、人を疑うことを知らない人の良さに付け込まれて騙された結果。
映画の中ではっきりとは明かされないが、693回も精子提供をしたのも病気の母親の為のイタリア旅行の費用を捻出するため。
若いダヴィッドには、精子提供くらいしか方法がなかったのだ。
そんな彼が血を分けた子どもたちを放っておける訳がない。
突然現れた533人の子どもたちは、それまで報われることの少なかったダヴィッドの優しさに対するご褒美。
それぞれの子どもたちにとってもいきなり532人兄弟姉妹が出来た。
自分を気にかけてくれる肉親が、いきなり小さな町単位で出現。
こんなに心強いことはないじゃないか!
こんなにチルドレン。
最近、近所にリニューアルされた某シアターにて上映。
おそらく名画座待ちになるだろうと睨んでいたのでラッキーv
とばかりに足を運んだのだが、どうやら客足が鈍いとのこと。
うーん…確かに映画ファン以外にあまり知られてないだろうし、
あとは鑑賞後の実感として…ちょっと完成度が低いかなと思う。
いい話なので(オリジナルだし)もっと面白くできるだろうなぁ。
そこはリメイク権を獲得したハリウッドにやってもらいましょう。
そっちも楽しみ^^;
42歳のダメダメ独身男、ダヴィット。
実家の精肉店を手伝いながらダラダラ生活するも、借金が膨らみ、
妊娠した恋人にも愛想をつかされて落ち込んでいると、今度は、
昔バイトで提供に励んだ自分の精子から533人もの子供が生まれ、
そのうち142人から身元開示の裁判を起こされてしまった、という…
重く考えれば、笑うに笑えない(今後も起こりそうな)大問題に。
冗談じゃねぇ!とばかりに親友の弁護士に泣きつき、逃げ切りを
謀るが、その中に自分が応援するサッカー・チームのスター選手を
見つけ(単純に喜んで)、次々と子供達に逢いに行ってしまうという、
(もちろん自分の身元は隠して)何ともお気楽なダヴィットの性格。
まぁダメ男というのは、女からすると、どこかほっとけない魅力が
あったり、なぜか周囲に好かれたりして、(本人の意向に関わらず)
運が向いてくる人ってのが多い気がする。
今作のダヴィットだって、彼女は警察官だしねぇー。
どうしようもないところ(色々ありますけども)は、大概を受け容れる
寛容な性格にも依るのだろうな、損得を考えないで失敗する人には
こういう性格の人って多い気がしますねぇ。現に周囲にもいますが。
そもそも今回の問題点、たった一人の精子(詳しくは分からないけど)
をそこまで使いまくった病院側に非があるようで、だからこれだけ
父親が同一の子供ができちゃった…?というワケなんですねぇ。
笑っちゃいけないけど、自分がその一人だとしたら微妙に怖い(汗)
自分の父親って、どんな人…?
単純に考えて、子供たちが興味を持つのは分かる気がしますね。
敢えて母親や育ての親を一切登場させないのは、話の流れがまったく
違う方向へいっちゃうからかしら。あくまでコメディに仕上げたかった?
リアルに考えたら、こんなハートウォーミングな話にはならず、
そもそも何でこんな奴がオレのワタシの父親なんだ!!ってそっちで
裁判を起こされそうなご本人ですから^^;
彼のいいところ(父親が息子を諭すあのシーンは良かったですねぇ)を
最大限に発揮させ、どんなバカ野郎でも(あ、ゴメンね)、頑張ったら
ちゃんと人の親になれる。という現実をコメディタッチで綴ってました。
あともう一息で、今作もブラボーに!?
(ダヴィットの精子って42歳でもファイト一発!ってことよ、すごいわね)
んなこたぁない
原題は"Starbuck"です。 着想自体は大変面白いし、場面設定も広範で工夫のし甲斐があるので ハリウッドリメイクに期待。 もっともっと笑いとシリアスのコントラストをつけて欲しかった。 その点で大きな効果を生む音楽が凡庸だったのがかなり残念。 誰からも好かれるキャラってのは難しいね、しっくりこなかった。 タレ目のジュエリー・ルブルトンが可愛くてよかったです。
子供がほしい
子供がたくさんいて羨ましい、そしてオレも子供が欲しいと非常に感動したのだが、腑に落ちない点がいくつかあって、子供たちの母親にまるっきり触れていないのはとてももやもやした。また子供たちがみんなとても素晴らしい人間に育っていて、ちょっと都合がいいかなと思った。 でもそれも主人公がだらしない感じだけど、心が暖かくて魅力的な人物だからそうなのかなと思った。 欲を言えば足りないところがあるけど、素晴らしい映画だった。
グッとくる
『533人の子供』と聞けば奇想天外なコメディのように思いますが そうじゃなくて、きちんと描写してある人間ドラマ。 もちろん面白いシーンもたくさんありますけど、やりすぎていなくてクスッと笑える感じ。 ちょうどいいバランスです。 勤務態度が真面目でなかったり、初っ端から借金取りにバスタブに沈められそうになっていたり 一見ただのクズに見えるダビッドですが(いやほぼクズかな・・・・・・) 訴訟にあたり142人分のプロフィールを渡され 恐々一人の子供の写真を見て興味を引かれ、芋づる式に他の子供たちにも会い、関わりを持つうちに、彼らの悩みや問題にも関心を示してなんとかしてやりたいと行動する。 意外に 『誰よりも心が温かい』 人物のように映ります。 周りの 『子供なんていらない、子供なんて邪魔』 という態度と対比されて余計に際立つ。 『自分の選択は正しい事が少ないから、正しいか教えて』 という考えも十分特徴的で素敵だと思うんですけど、そこから 『自分の人生は自分で決めないと自分が正しい方へ進めない』 という考えに変わって ああ、なんて勇敢で素敵なの!と震えました。(言いすぎかもしれません) 空のシーンが印象的でした。 碧と黄色の夕焼けが空一面を染めて 黒々とした船着き場の影や、遠くの湖畔の淵 立ったり座ったり、酒瓶を片手に穏やかな時間を過ごしている人影が空を切り抜いている。 このシーンだけでも見る価値があります。
142人による大きくてハッピーな輪
昨今、遺伝子上の親が別にいることを知って精神的苦痛を覚えたり父親を捜す子どもたちが増え、そうした子らには精子ドナーを使った不妊治療は中止すべきという考えが多いと聞く。 ところがこの作品での子どもたちは、本当の父親が誰なのか知りたいだけで、不妊治療のあり方については言及していない。 ここでドナーの身元開示を求めた142人の子どもたちは、皆、父親が同じで、いわば全員が兄弟・姉妹というところがミソだ。 血の通った142人もの兄弟が集い、相談し合い助け合い、パーティーで盛り上がる。決して孤独ではなく、大きな輪を作り上げたところがハッピーなのだ。 その父親であるダヴィッドは、693回もの精子提供を世間から蔑まれツマ弾きされるのがコワくてなかなか名乗り出られない。 けれども弁護士から渡された子どもたちのプロフィールから所在をつかみ、つい生活や仕事に干渉してしまう降って湧いたような親心に和(なご)む可笑しさがある。 身ごもった彼女からは父親失格のレッテルを貼られ、本人も父親になれるはずがないと思っていた42歳のダヴィッドだが、子どもの存在を実感していくうち人生への考え方が変わる。それがそのまま観ているこちらにも伝わってきて、生命の奇跡や人生の巡り合わせを考えさせられる。 昨日まで他人だと思っていた人々が兄弟だったとしたら・・・、家族の単位とはいったいなんだろうと思わせる作品だ。
ほんと、ブラボー!
オープニングから うむぅ・・・なシーンなのですが、 一見不謹慎と思わせといて、こんなにグッときてしまう、 この発想にまずびっくりなコメディでした。 脚本も会話のテンポも良く、 知らない俳優さんたちだらけでしたが、 それぞれがぴったりハマってて、 特に主人公のお父さんなんて、なかなか良い味で素敵です。 世界のどこかで命の無駄使いをしている時、 こんなカタチではあるものの、分け合う命の尊さが、 こんなハートウォーミングな作品になってくれるなんて、 いっぱい笑いましたが、やっぱり感動です。 ドタバタだけじゃないエッセンスが散りばめられていて、 どうしようもなく、だらしない主人公が、 最後には愛しくなってきちゃったりしました。 ある意味、究極の人類愛とも言えそうです。 ハリウッドリメイクのはなしもあるそうですが、 もう充分完璧に完成している作品だという気がします。 因みにイカした彼の子どもたちが、お互い惹かれ合ってしまったら・・・ さすがにコレ、ちょっとまずいですよね。
ハリウッドでリメイクとは言うけれど…
ダメ男のダビットに突然533人の子供が現れる。 若かりし頃に693回の精子提供で出来た子供たちが裁判起こして本当の親に一目会いたがった結果がこうなった。 子供育てる責任なんて毛頭もたない主人公がこれを機会に親の責任と自己の責任に目覚めていく訳ですが…俺的にはちょい微妙な展開でした。 家族の愛を感じたいと何百人の他人同士の子供たちが集団訴訟起こしてまで本当の父親探しを始めるのだけど、それぞれの子供たちのエピソードが浅すぎてイマイチ感情移入ができない。 身元を隠して子供たちに会いに行っていろいろ手助けしてあげるんだけど、これらもご都合主義で丸く収めすぎ…な感じを受けちゃいました。 ただ、この邦題はこの映画にピッタリですね。 確かにこの映画見ると‘ブラボー!’って気持ちにはなりますわ。 ホンワか気分に浸れる良質な映画には間違いなし。
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