「防衛論」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語 たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
防衛論
冒頭30分でマシンガンの様に繰り出されるツェッペリン号、ローマ水道、ベーコンなどの画面演出。
しかし、前編後編に引き続き、キャラクターの動きや役者の演技は不満が残る。
理屈を越える為には、正の感情である正義や慈愛のみでなく負の感情である性愛や執着が合わさなければならない。
所詮は綺麗事とも言える前作から、巧みにリアリズムへと舵を切った事により、新たな地点へ到達した。
だが、魔法少女の物語としては、私にとって前作の悲劇の方が好みだ。
とは言え、新世界に挑もうとする気概が感じられる、正に魔法の様な作品だった。
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