「どこまでも飛んでいけ。」ワイルド・スピード EURO MISSION ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでも飛んでいけ。
回を追うごとに暴走シーンがさらにスケールアップしていく本作。
シリーズ1から観ているファンには、それだけで文句なしの作品
なので、普通に観ちゃえばツッコミどころが満載^^;
初めて観た人が「ナニこれ?」と思うのもムリはない。
今作ではあの駄作(スイマセンねぇ)東京ドリフトが絡んでくるので、
最後の最後までお観逃しなく!!
私的に嬉しかったのは、もちろんレティ(M・ロドリゲス)の再登板
なんだけど、予想外のメンバー変動もあるのでそこらへんは覚悟を。
良くも悪くもファンの期待を裏切らない作りにはなっている。
冒頭の激走シーンから目が釘付けに。とにかく今回は派手派手合戦。
カスタムカーはもちろん、壊れた車を掬っては投げる装甲車に、戦車、
しまいには航空機まで出てきちゃうという、何でもアリの世界。
当然ロケ地でもガンガン飛ばしてロンドンの市街地も8分間の閉鎖で
撮影を敢行したらしい。すんご~い!なんで日本じゃダメなの?^^;
今回の目的はレティ救出大作戦。
なんと死んだと思われていたドムの恋人・レティが、元エリート軍人
ショウ(L・エヴァンス)率いる国際犯罪組織に加担しているのが判明。
そのネタを持ちこんだのが、最近よく見かけるD・ジョンソンが演じる
ホブス(ハイ、ここまででハゲが二人ね)
格闘派といえば、その部下にあのJ・カラーノまで出してきてる。
すげ~。なんでもアリじゃん。もう話の筋はあってないようなもの^^;
車がぶつかると思ったら、肉体も大いにぶつかる。というわけで、
何の脈絡もなしに、大袈裟なアクションがあちこちで展開されます。
レティはどうして…?というあたりがミソなんだけど、
このシリーズは、死んだはずが生きている!とか、死んでない!のは
もはやお約束(爆)なので、あとはどうして敵方に?というところ。
ドムが追いかけてどんどん想い出を提示していくもんだから、過去を
忘れているはずのレティも、やっぱり私にはドムだわ~vと傾くのも
当然で、けっこう今回はこの二人の仲睦まじいエピソードが見られる。
私的にはレティの恋愛よりも、暴走格闘一直線でいいんだけどね^^;
しかし後半の、アッと驚くドムの救出方法にはハッキリ言って笑える。
ラストの航空機引っ張り合い大作戦(爆)と合わせて、
もはやあり得ないことばかりだぞ!どうしてくれる、このシリーズ!
さて、そんなこんなで楽しめることばかりなんだけど(ファンには)
残念なお知らせもあったりして。。。
後半、ジゼルの非業に続いて…傷心のハンにまさかの展開が降る!!
しかも出てくるのはアイツだよ!(ハイ、ここでまた、ハゲの頭数を)
なんてアザトイ、いつも通りの次回予告ギリ挿入!
これは観ないわけにはいかないじゃないの~。どうしてくれるんだ~。
って絶対観るくせして、まったく往生際の悪い戯言でした。ピカリン☆
(戦車はまだしも航空機とは。じゃあ次回は宇宙船か?どこ走るんだよ)