劇場公開日 2013年7月6日

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「いい女たち大集合」ワイルド・スピード EURO MISSION オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いい女たち大集合

2017年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

人生大一番の大博打に見事成功したドミニクファミリーは各国にて悠々自適な生活を楽しんでいた。ブライアンとミアの間には男の子が誕生し、ドムは新しい恋人のエレナと幸せな生活を送っていた。
そんなドムの元に再び現れた連邦捜査官ホブス。ある組織に対する捜査への協力依頼を告げるとともにその中心人物の1人だという人物の写真を手渡す。それはかつての恋人レティだった。
かつてのファミリーを取り戻すため疾走するドムたちを描いたシリーズ第6作目。

なんとあのレティが生きていた。。
しかしドムにはすでに新しい恋人が。。
冒頭から波乱の展開を予感させる笑。。
皆にしたらほぼ面識がないはずのレティを助けるために再度集まってくれというドムの呼びかけに対して、ファミリー全員がプライベートな予定全て投げ捨ててすぐさまドムの下に集結する件がとてもカッコよくて好き。
ローマンなんて美女4人くらいとジェット機でカジノ向かってる最中だったのにすぐさま折り返した。いい奴笑。

今回明確なヴィランとして登場するはロンドンで暗躍する元英国特殊部隊所属のオーウェンショウことルークエヴァンス。
ナイトシェードと呼ばれる軍の通信網を不能にすることが出来る装置の完成を目論み、その部品を探し求め行動する。
ドムらに引けを取らないドラテクと格闘スキルで仲間を踏み台にしながらドムファミリーを圧倒する。
考えてみたらこのシリーズでハッキリと悪役が出てくるのは初かもしれない。
もちろんプラガやレイエスも悪であったろうがどちらかというとそいつらに対して盗みやら何やらを仕掛けるドムたちの方が悪だったわけで笑、ドムたちが正義の味方的立場で動くというのはある意味シリーズの転換点と言えるかもしれない作品になっている。

そして当然のごとくカーアクションはぶっ飛んでいる。今作の1番笑い所は公道を爆走する戦車が砲弾をぶっ放すシーンだ。
もうカーアクションがどうとかの話じゃない笑。と思っていたのもつかの間、今度はドムがその戦車に飛び乗り、砲台の遠心力を利用して反対車両の橋に飛び移るという珍業を遂行する笑。しかも途中でレティをキャッチする笑。これを真剣な顔と真剣なアクションでたいそう真面目にやっているから面白い笑。
このシュールな無茶苦茶感、どこかで見たことあるなと思ったがようやく理解した。劇場版のコナンだ笑。突っ込んだら負けなんだ笑。
そうかワイルドスピードサーガはコナンサーガに通ずるものがあったのか素晴らしい笑。

さらに今作女性陣が素晴らしい。
まず現ドムの恋人にして元特殊捜査官でホブスの右腕であったエレナ。
ドムの元恋人が生きていたと知って普通なら嫉妬に狂うか行かないでとドムを引き止め観客から嫌われるキャラになるはずのところを聖母のような優しさでそっとドムの背中を押し、すっと身を引く超いい女を好演。
その後ドムと寄りを戻すことになったレティとも打ち解け、決してドムを悪く言わない女神のような女性を演じる。マジかよ、オレのよm(ry

そしてジゼル。
こっちが恥ずかしいくらいにハンとイチャイチャするカップルになり、この仕事が終わったら東京へ行こうと約束までしていたが、ラストの飛行機バトルにてハンを救うために自らの命を犠牲にする。。
これよく考えたらもし3でハンが死ぬことが決定してなかったらジゼルも死ぬことはなかったのでは。。やはり3は戦犯ですな嫌いじゃないけど許せない笑。

そして生きていたレティ。
記憶喪失をいいことにショウにコントロールされ、今回ドムたちの敵として立ちはだかる。対するドムの驚くくらいの純愛に段々と心揺らぐ描写がとてもいい。こちらに関してはドムが意外とレティにベタ惚れだったってのが何より良い笑。ここにきてまさかのドムのツンデレ要素好き笑。

今作でレティは復帰するが失ってしまったファミリーも多い。そういったことを丸ごと含めて締めくくったローマンのラストの食前の祈りがめっちゃ良い笑。肉弾戦ボロカスだったけどラストで美味しいとこ持って行くローマン笑。
そしてエンドロール後の再びのTOKYO DRIFTでのハン事故死のシーン。。
なんとハンは事故死ではなかった。。
事故死に見せかけ殺害したのはあの世界有数のアクションハゲスター。。。
なんという後付け感笑。しかし死ぬほど次作が楽しみになるラストで傑作へと話は続く。

オレ