「ファミコン世代にはたまらない」オール・ユー・ニード・イズ・キル えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)
ファミコン世代にはたまらない
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を鑑賞。
日本原作、トム・クルーズ主演の話題作。
原作は桜坂洋の同名ライトノベルである。
舞台は近未来、人類は地球外生物「ギタイ」との戦争の中、広報担当であったケイジ(トム)は経験ゼロの戦場に送られる。そして戦場で死を迎えるとある一定の場所(時間)に戻り、死ぬ度にループを繰り返す・・・。
私自身原作は未読であるが、何より設定が面白く、特にファミコン世代にはたまらないであろう。
やっている事は、残機が1機のみでコンティニューできない激ムズアクションそのもの。
死んだら最初から、しかし敵の動きはわかっているから次からは避けられる。
つまり死んで覚えてクリアするタイプのそれである。
当然ながら死ぬ度に同じ映像の繰り返しとなるがそこは編集が秀逸で飽きることなく観られる作りになっている。
上映時間は2時間弱と最近の映画では短い部類であるが、本当に必要なシーンのみで構成されており、無駄なシーンなど全くなく、実に洗練された印象である。
序盤では死にまくる主人公が果たしてラスボスを倒してクリアできるのか。
是非劇場でご覧いただきたい。
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