「最弱から最強へ」オール・ユー・ニード・イズ・キル willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)
最弱から最強へ
一人の最弱腰抜け野郎が、突然に目覚めてしまった能力に困惑するも、その力と引き換えに背負った大きな責任に向き合い、心身ともに成長を遂げ、世界を救う男へと移り変わっていく様が心打たれる。
これは非常に満足できる作品だった。タイムループでエイリアンの侵略ものというと、ありそうでなかったとふと感じたが、これほど相性のいいジャンルだとは、脚本と監督が素晴らしかったんだろう。
また、テレビゲームのような世界観でもあるので、ゲームと映画の融合という素晴らしいエンターテイメントを生み出していると感じた。
エイリアンの容貌も設定も斬新で、終始引き込まれ、戦闘シーンには興奮しっぱなし、ケイジが成長する姿に魅了され鳥肌が立った。
何度もリセットされるという最大の特徴を生かした笑いもあり、緩急のテンポは言うことなしの満足度
引き込まれていたからか、孤独に仲間の死を際限なく経験するケイジの悲しみや、辛さが心に響き、リタへの恋心が芽生え必死に守ろうとする姿に涙腺がゆるんでいた。
最後までしっかりと作りこまれ、何度も同じループで強くなるだけでは終わらないシナリオに感動し、ラストも満足いく締め方にすっきりしました
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