ウォールフラワーのレビュー・感想・評価
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楽しく、切なく、瑞々しい作品でした。
非常に良かったです。
好きな作品でした。
過去の出来事で心に傷を持つ10代3人の青春物語を
若手有望株の3人、ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラーが演じる。
邦画で言うと「桐島、部活やめるってよ」という感じ。
物語の性質と若手俳優/女優ということもあり瑞々しさが溢れていました。
特にエズラ・ミラーが良かった。
彼の物語、彼の繊細さがこの話を引っ張っています。
それを違和感無く演じていたエズラ・ミラーが凄かったです。
話自体は上記の「桐島…」と比べると少々重たい感じがしますが、
直接的な表現ではなく間接的な表現で出てくるので
画面からの不快感は無く観ることが出来ました。
公開館数が大分と減ってきていますが
探して観に行く価値はあると思います。
(東京では品川、吉祥寺)
オススメです。
飛翔
キャスティング、物語、音楽、どれも完璧!
涙こらえてもこらえても流れてくる、隙のない映画。
・三銃士の時の勇気はいずこへローガン
・魔法使いだったことをすっかり忘れさせてしまうエマ
・もう残酷な弓を射ないエズラ
実力派若手スター3人の演技力にすっかり引き込まれる。
感情移入しやすいのは、各キャラクターのストーリーが無駄なくしっかりと描かれているのが大きい。
誰もが共感できる青春映画でありながら、自分そしてキャストの"あの頃"からの飛翔を感じとれて、そんな幸せを抱きしめたくなる作品!
「この瞬間だけは悲しみも消えて、僕は生きている。」
- チャーリー(主人公)
「はみ出しものの島へ、ようこそ。」
- パトリック
成り上がりじゃなく、乗り越える物語。
おいおいなんなんだよ~参ったなあ~。思わず泣いてしまいましたよ~。
すっごい良いお話じゃないですかあ!ねえ!
あ~何だよもう~!最初からそう言ってくれりゃあ良かったのにぃ~ッ!!!!てなもんで、すっかり広告や触れ込みに騙されてしまったなあ、という。先入観てダメですねぇやっぱ。
いやね、自分てっきりスクールカースト最底辺から学校の人気者に成り上がる!てノリの所謂サクセスストーリー系だと思ってたもんですから、その様相と全く違ったんで「えぇえぇ?そんな生易しくないじゃん!」となってしまって。
真面目系クズが如何に努力をして学校で輝き放つか!的路線を想定しながら鑑賞してても全然そんな風向きにならないわけですよ。つかこの主人公チャーリー君ちっともクズじゃないし、やたら繊細だから「ああそれでウォールフラワーなのね」となるのだけども、そして、また自身の力で前に前に進もうとしていくのだけども、でも、学校での人気者になって誰それを見返してやる!というソレとは全然違っててですね、なんていうか、そんな小さなレベルじゃねえぞ!という。れっきとした成長物語なんですよね。うん。
チンケじゃないんですよ、兎に角。
各々のキャラクター、主人公チャーリー、初恋の人サム、親友パトリック達の抱えているトラウマや悩みがね、もうヘビーなんですよ(チャーリーに関してはドン引くぐらいにヘビー)。それを一人ひとりが自身の力で乗り越えていく!という熱い映画だった訳です。
だから泣いてしまったんですよね。
何だよ、全然スクールカーストがテーマじゃないじゃん、みたいな。でも逆に嬉しい裏切られ方というか。
いやぁ本当素敵な映画だったっス。
ああ、自分もこんな仲間達と青春できたら良かったなあ。はー…
魅力的なキャストと作劇
抱きしめたくなる映画だ!
The Perks of Being a Wallflower
“高校生の青春”というよりは… “中学生のお友達”って感じ。
決して嫌いな作品では無かったのですが…
それぞれが心に深い傷を負っている割にはみんな普通に良い子でサワヤカ。
他人にも優しく青春の屈折した血や汗のリアルさはあまり触れずに描かれている。Coolなぶん繋がりが薄く感じられ“高校生の青春”というよりも…“中学生のお友達”って感じで物足りませんでした。
観る世代によってかなり印象が違う作品だと思います。
このての青春映画といえば『リアリティ•バイツ』かな。
青春!!!
娯楽大作ではないけれど、本当にウォールフラワーのような素晴らしい青春映画の完成をあなたも祝いに行って欲しい!
私は日頃、どの映画も映画観賞後2~3日内には必ずレビューを書く事にしている。
だが、本作に限っては観賞してから2週間以上が経過しているのだが、未だ書けないでいるので、レビューを書けないその理由を渋々書いてみようと思う。
この作品の原作を私は未だ読んでいないけれども、映画を観賞して直ぐにでも、この原作を読んでみたい衝動にかられた。
その問題の原作本は、1999年に発表され一気に話題の作品になり、映画化のオファーが来ても、映画化を原作者は承諾をせずに、時が熟し、自分自身で映画が撮れる迄じっくりと映画の勉強を重ね、そしてチャンスの到来するのを待っていたと言う。
確かに、この映画を観て分かる事は、原作の素晴らしさを知り尽くした原作者本人にしか、この脚本は書けなかっただろうと、つくづく実感出来た点に有る。
仮に、誰かもっと有名なキャリアの有る脚本家が書いていたなら、より巧く仕上がっていたかも知れないが、だが、逆に巧くまとまり過ぎてしまい、この作品が持つような、繊細さ、直ぐにでも壊れてしまうような、危うい、青春の傷みが、直球で観る者の心の内に迫って来る事はなかっただろう確信する。
この作品の主人公チャーリーのナイーヴで、繊細な青年の葛藤や、友情を手にする事が出来た後の喜びなど、等身大のティーンエイジャーの様な瑞々しさを、原作者のスティーブン・チョボウスキー以外の人物に、この作品を上回る、青春の息吹を吹き込む事は不可能だと思う。どんな優秀な監督でも、この秀作を上回る作品を撮る事は出来なかったに違いない。
今正に、「パーシージャクソンとオリンポスの神々」が劇場公開されていて、本作で主人公チャーリーを演じているローガン・ラーマンは2本同時期に主演作が公開されている現在、これからは日本でも注目のスターにきっとなり、彼のファンは急増する事だろう。
そして、チャーリーの大親友になるサムを演じるエマ・ワトソンは言わずと知れたハリポッターシリーズの彼女だけれど、今回も、それは、それは信じ難い程に、愛らしいのだ。
そしてもう一人の青年パトリックを演じるのが、あの「少年は残酷な弓を射る」でケヴィンを演じていた、謎の個性派俳優のエズラ・ミラーだ。
この3人の若手俳優達のアンサンブルの美しさに加えて、音楽も、また素晴らしく良い映画なのですよ!
青春映画に於ける、3人の主人公達が、いつも映画で魅せる素晴らしさとは、友情と将来の夢と希望とそして、恋人との幸せでも感じる、不安と焦りなど、そのナイーヴで繊細な感情をこの3人が見事に演じて、文句無しの青春映画の完成を心から嬉しく迎え入れたい!
私の下手な文章では、この作品の素晴らしさを伝える事は出来ないのが、とても残念でならない!只只一人でも多くの映画ファンの方に観て欲しい最高傑作です!
私の生涯のベスト映画に仲間入りを果たした事は言うまでも有りません!
今年は本作と、「42世界を変えた男」を観られた、実り多い良い映画の当たり年でした!
こんな友達がほしい
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