眠れる美女のレビュー・感想・評価
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ざらつきの平穏に身を落とす
お風呂に長く長く浸かれる人は身体が芯まで温もり血行が良くなると私は考える。ではなぜ人は長湯しないのか?私の考えでは所謂ジャンクフードは身体に悪いと考える。では何故人は身体に悪い物を作り、その身体に悪い物を食べるのか?寝たきりの人・植物人間の
人達の事を私はこう考える。生きている・そこに幸せとか不幸せとかは、考えても解らないことがありすぎるからそこの感情論的なのは考えない。経済的やその他諸々の問題が無ければ生かし続けたら良いと思い
無理な場合には無理なのだから自然に任せるしかないと考える。基本的には自然に身を任せるのが一番ベストだと思うが、金銭的に余裕がある人は納得行くまで
見守れば良いと思う。死になれるのは難しいが死になれる死の考え方を、誰かにひたすら教わるのではなく
自分自身で向き合い自分自身の生死の考え方を持ちたい。改めて考え思わせてくれた。眠れる美女
Bella Addormentata。ユペールは美しく凛とした
振舞いにウットリしたくなるがなかなか、そうさせてくれないユペールがやはり大好き。
ツンツン
イザベル・ユペール、素晴らしい女優なんでしょう。彼女が出る映画の予告編を見るたびに、見たい、でも…の繰り返しでした。今回の映画で思いがけず彼女見ました。う~ん…、何でツンツンしてるのか、わかるけどいちいち鏡に映る自分を見る、娘の為と言いつつよくあんな高いヒールの靴はくよな~と、なぜか好きになれないです。EIIEも見たいけれど、上から視線(目線?)を予告編で感じて、見る気になれない。残念。いつかは見たいのですが。
その時、あなたならどうする?
今までに観たマルコ・ベロッキオの作品は2000年以降の『夜よ、こんにちは』と『愛の勝利を〜」で、両方共に見応えのある作品ではあったが、実際の事件や実在の人物を題材にした作品だったので、感情移入という点では難しかったことは否定出来ない。
今作も、イタリア国内の世論を二分する問題となった(17年間植物状態だった女性エルアーナ・エングラーロの)尊厳死の問題を題材にしている。
しかし、この問題はあくまで物語の背景であって、ここで展開される三つの物語はフィクションである。
延命治療継続の法案に対する賛成票を求められる上院議員ウリアーノ彼は病気の妻の懇願により自ら延命治療を停止した過去を持ち、以来父親が母親を死に追いやったと思い込んでいる娘マリアとの間に溝が出来てしまった。彼は自分の信念と党の意向、娘との間で葛藤する。
植物状態の娘ローサの看病の為にキャリアを捨てた元女優。
夫は妻の決断を受け入れていたが、女優としての母親を崇拝する俳優志望の息子は、妹のせいで母の女優としてのキャリアが犠牲になっていると考えている。
そして、自殺を図った薬物依存の女性ロッサと彼女を死なせまいとする医師パッリド。
人間らしく生きる権利と、死ぬ権利。
救える命と時として救えない命。
延命治療は誰のためなのか?
三つの物語の中の彼らの姿は観客に様々なことを考えさせる。
いつか何らかの形で直面する自分自身の問題として。
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