「教育システム」ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
教育システム
公立校と労組という題材は興味深いところで、どちらかというと日本の方が深い内容にもなりそうではある。微妙な立ち位置のホリーハンター。聞こえのよいロジックを組んで自分を含めて抑えこもうとするも、結局は人間性のないクズ論理と若い教師に論破される。ニュートラルに見せかけてただの権力迎合論、これも今頃よく見る論調。
教師役のヴィオラは良かったが、主人公のマギーの方は、弁が立ちすぎて、台詞や演技に共感を持ちえなかったところ。肝心なはずの教育現場と子供からの視点が薄く、改革案も単なるメニューの羅列で響かなかった。悪役と言ってよいマギーの娘の教師に背負わせすぎのきらいがあって、問題の本質が見えにくかった。
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