Blankey Jet City 「VANISHING POINT」のレビュー・感想・評価
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90年代3強の一角
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、THE YELLOW MONKEYらと並ぶ90年代の3強バンド(個人的印象)の中でも最古の歴史を持つ一組がこのバンド。 ベンジーの独特な声、中村達也の絶対悪だけどどこか愛嬌のある顔、照井利幸のオールバックでビシッと決めた他の2人に比べ硬派な印象の佇まい、ダサすぎて一周回ってやはりダサいと感じる歌詞(だがそこがいい笑)といった不良ウケの良さそうなバンド。 こんだけ語ってまた世代ではないのだが笑。 まず生まれた時点でイカ天が終わっていたためテレビ出身のバンドってのが信じられない。良い時代だなぁ昔笑。 解散ツアーを追ったドキュメンタリー作品なのだがメンバーたちが驚くほどストイックにライブのクオリティをあげようと苦悩する姿や意見交換する様子は解散ツアー中のバンドには全く見えない。 ツアー序盤のあまり調子に乗れていないベースの照井をメンバーがフォローするも徐々に張り詰めた雰囲気になっていく。ある日吹っ切れたように演奏する照井に合わせるようにベンジーも中村達也も調子を上げてゆき、そして堂々の横浜アリーナ2daysにて解散。 痺れる。このあとフジロック最終日のヘッドライナーがあったため実質の解散ライブではないがこの潔い去り際だけでカッコいい。 再結成だけはして欲しくないバンド。もししたら多分嫌いになる笑。でも絶対見に行く笑。
あぁ、こんなにもか…!
もちろん知ってはいたし、音源のみだが聴いてもいた。 今回演奏している映像で、爆音で、視覚聴覚ダイレクトにしっかり向き合って感じられたのがこのタイミングで。 そう、あくまでイメージだったんだけど とてつもないモンスターで本物だった。 それがしっかり魂で感じられた。 解散していようが、遡ろうが、 これからもっと知ることが出来る私は とても幸運だ。 ああ、むしろ世代くらいなのに自分には今この年でやっとなんだろうな。このタイミングが出会いなんだろう。だから当時もっとちゃんと聴いておけば、とは違うんだ。 かっこよすぎて圧倒された。もうそれ以上で感激。 メロメロになってしまった。
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