「千円☆おばさん。」聖☆おにいさん(2013) ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
千円☆おばさん。
原作をまったく知らずに予告を観たので、その時は笑えた。
なんでイエスとブッダが下界(というか立川)に住んでるの!?
その発想と着眼点には、ナーイス♪と思ったのだが、
実際に観てみると、ビックリ仰天しちゃうほどの面白さはない。
入場特典の漫画冊子とその予告が彼ら降臨の総てであって^^;
あとはほのぼのと日常が描かれているだけ…(ときどき奇跡が)
う~ん、、面白いか面白くないかというより、これは好き好き。
笑っている人もいたけど、クスクスって感じかな。
しかしホ~ントゆるゆるなのね、描かれ方が。スローペースな
日常を、アニメで記すとこうなるのか…(感心)なんて思ったり。
天界の様子は今作ではほぼ描かれていないので、
偉大なる(本来は)二人が、立川ライフを満喫している様子と、
その立川の見所紹介といった感じが続く…。
春夏秋冬を描いているので、それぞれの季節感も満喫できる。
確かに住みやすそうで、周囲の人々の温かい感じが心地良い。
でもこれっておそらく人間であっても、そう感じそうだよな。
何しろ面白い風貌の二人であるため、周囲の関心が絶えない。
ジョニデに激似!だの、エ!それ髪の毛だったの?だの、
興奮して流血するイエスと、悟ると後光が差してしまうブッダ。
いや、確かにそうだよねぇ~(爆)なんてクスクスと笑えたけど。
しかしこんな風に、彼らも休暇を満喫できたらいいのにねぇ。
なんて大きなお世話ながら、日本っていい所でしょう~?と
オリンピック招致とはまったく関係なく、そう思ってしまった。
いろんな意味であらゆる祝い方を間違えているけどね^^;
でもケーキにサンタが乗ることで大喜びする平和な国なのよ。
他国の祝い事をまるで自分の国が発祥のように祝っちゃうし。
お許しくださいね。あははは…^^;
声優二人、イエス役の森山未來は巧いと分かっていたけど、
ブッダ役の星野源の声が、役にピタリとハマっていて好感触♪
あ、この人ミュージシャンだから、もともと声がいいのか^^;
ユルユルゆっくり…としたペースで会話が織り成され、といって
眠たくなるほどではないんだけど、やっぱり昼寝でもしたくなる…
そんな意味では、観ている方も癒されていたのかしら。
(今度おねえさんで作ったりできない?あ^^;それって危険かしら)