聖☆おにいさん(2013)のレビュー・感想・評価
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真逆の「俗★おネエ」が相応しい
おねえなイエスとブッダの二人が日本で春夏秋冬を過ごす話。 今作のコミックは未読。実写版も未視聴。 テンポが良くなかった。 ついつい、宗教的な要素やポリシーを感じられるような奥の深さを求めてしまった。そのため、ただのコスプレか、もしくは思い込みが強い妄想中の二人組を見ているようで、社会風刺するでもなく、ケチでアホで日常的過ぎてくだらなかった。 ギャグ漫画に限らず、コミックの実写化で成功したと思える作品は、松山ケンイチさんがメインキャストを務めた作品が多い。李闘士男監督の『デトロイト・メタル・シティ』 (2008年公開)。 染谷将太さんもコミックの実写化で成功した実績がある。 今作の実写版が、松山ケンイチさんと染谷将太さんがメインなので期待。 ~~~愛読したギャグ漫画~~~ 『天才バカボン』(赤塚不二夫)...バカボンのパパが凄いのだ。 『Dr.スランプ』(鳥山明)...ヘンな登場人物だらけのヘンな世界。 『DRAGON BALL』(鳥山明)...まだ悟空が小さい頃は笑えた。 『おぼっちゃまくん』(小林よしのり)...美しく芸術的な茶魔の言動。 『燃える!お兄さん』(佐藤正)...キャラ同士のやりとりが笑えた。 『クレヨンしんちゃん』(臼井儀人)...大人向けな笑いがあった。 『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ)...コミックは絵で笑えた。 他にも、ギャグというジャンルかどうか微妙な『ドラえもん』などコロコロコミックで連載していた藤子不二雄作品や、妖怪が出るギャグテイストな『鎌倉ものがたり』(西岸良平)、たぶん恋愛ジャンルの『陽あたり良好!』(あだち充)、途中からギャグ要素がなくなった『キン肉マン』(ゆでたまご)、『ウイングマン』(桂正和)はヒーローものだろう、『らんま1/2』(高橋留美子)は恋愛系、『東京大学物語』(江川達也)はエロ系か、『冒険してもいい頃』(みやすのんき)はギャグだと思うけどエロすぎるし、『けいおん!』(かきふらい)は青春ほのぼの系、ほぼ野球漫画の『わたるがぴゅん!』(なかいま強)などがある。
深夜、ビール片手に観るが最高!!!
でも、原作は超えられなかったな。 この作品の世界観に浸りたい時は、この映画より原作の漫画の方を観ちゃうだろうな。 それでも、 文字を追うのもしんどいくらいな昼間のテンパった状態をクールダウンするに最適。 近所の方々との思いやりも溢れていてなごむ。 反面、天界・悪魔の方々とのドタバタがないのが残念。 原作の面白さは、主ととりまきのギャップだと思うので。 何を描きたかったのか?立川ライフを描きたかったのか? 声も最初は違和感あったけど、終盤にはそんなことない。 ただ、「映画」を観ようと鑑賞すると、がっかり来る。
映画にするならもう一つ何か欲しい
原作は未読だが、原作のように話を並べただけなのだと思う。映画として一定の時間を取るなら、ストーリーに一本軸が欲しかった。 笑える映画だったが、あと1本関心するような驚きが欲しかった
聖人のバカンス 立川の春夏秋冬と共に
心からリラックスして笑え、癒やされました。 原作未読ですが、たまたま見かけたYoutubeの実写版が面白かったので、見たのですが、こちらも面白い! 四季折々の景色も楽しみながら、立川の空気に溶け込んだ聖人二人のほのぼのとした日常に癒やされました。 他のレビューで書かれている方もいらっしゃいましたが、小学生のくだりは少し長すぎると感じました。でもそれ以外は気になる点は無く、満足です。作品全体のほんわかした雰囲気や、友情を越え夫婦か?!と思えるような二人のやりとりも好きですし、声優さんも合っていると思いました。 以下私が特に笑ったシーンです。 ・チケット売り場にて 販売員:「成人2枚」 イエスとブッダ:「聖人2枚」 ・ジェットコースター乗り場にて イエス:「絶叫’系’」 ブッダ:「絶叫’刑’」 ・ジェットコースター乗車中にブッダが念仏を唱える ・市民プールでイエスがプールの水を割る ・サウナでのイエスとヤクザのやりとり
チケット売り「成人ですね」・2人「えぇ、聖人なんです」
映画「聖☆おにいさん(2013)」(高雄統子監督)から。
普段、あまり漫画を読まないので、知らなかったけれど、
この作品を推薦してくれたのは、私が敬愛する70歳の女性だったし、
「聖人イエスとブッダが東京・立川で過ごす日常を描いた
中村光の人気ギャグ漫画をアニメーション映画化」との解説に、
もしかしたら、ギャグ満載?と期待して観たら、期待以上で笑い転げた。
私のアンテナに引っかかったフレーズをメモし始めたら、
「イエスとブッダ」の会話を全部メモすることになるほど面白かった。
今回ばかりは一つに選べないほど、私にはストレートに響いた。(笑)
しかし、あえて選ぶとすれば・・2つ。
一つは、2人でディズニーランド風の遊園地で、入場券を買うシーン。
チケット売り「成人ですね?」
プッダ「聖人料金があるんですか。聖人料金が設定してあるなんてさすがだね。
イエス「まったくだよ、他の神様もお忍びで来るのかな?」
チケット売り「成人ですね」
2人「えぇ、聖人なんです」(文字にして楽しさが伝わるか疑問だけど)
もう一つは、年初めの初詣・おみくじのシーン。
「おみくじ引いちゃおうか?」
(凶 はしゃぎすぎで我を忘れぬよう) (凶 年相応の落ち着きを)
「ものすごいメッセージ性を感じるね」
「うん、これは完全にばれてるよ。ここの神様に」
「とりあえず、謝って、結んで帰ろうか」
この、なんとも言えない会話が、疲れた頭を吹き飛ばしてくれる。
もっともっと好みのギャグが溢れていたアニメ版だけど、
実写版を観ようかどうか、迷っている私がいる。(汗)
原作もアニメもドラマも、、!!!
原作が最高に面白いから アニメにしてもおもしろいし 実写版にしても当たり前におもしろい! アニメ版は声がとにかくいい! 漫画から入ってるのに なんの違和感もなく見れる!
過去鑑賞作品
原作は未読なので比較出来ませんが、それが良かったらしく、声に出して笑ってしまう位面白かったです。 他の方のレビューを拝読させて頂くと、どうも原作より宗教ネタが控えめになっているみたいですが、世界の至るところで宗教の違いによって戦争・殺人の行われる世の中に、このような作品を制作しただけでも凄いような気がしますし、宗教心が無いとも取られてしまいますが、僕は日本人の許容範囲の広さ、長所でもあると思います。 宗教って本来はこの作品のように皆を笑顔にする事ではないかと改めて考えさせられました。 それはさておき、原作も読んでみようと思います。
コロコロ変わるシャツにも注目
遊園地行ったり、スーパーのタイムセールに行ったり、銭湯に入ったり、ほのぼのした聖人の二人。実際にこんな二人がいそうな気もする。 わしゃ網走帰りじゃ 私はゴルゴダで・・・・ サウナでのヤクザとの会話で大爆笑。こんな宗教ネタで笑いをとれるのも無宗教の人が多い日本ならではの作品。お寺のお坊さんなら許してくれそうだけど、純粋なキリスト教徒の方なら怒り出してしまいそうな内容。
もっと観たい!
かなり良かったです。2人の掛け合いや雰囲気も観ていて気持ちの良いものでした。けれど他のコメントでも言われているように子供3人のパートがいらないかなと思います。そこ以外はとてもよく出来ていると思います。もっと観たいです!
神と神のほのぼのライフ(笑)
今や人気の星野源さんと、森山未來さんとの最強タッグ! 下りの漫才師のような掛け合いにずっと笑ってばかりでした(笑) イエスの『ヨシュア』というヘブライ語の名前を『よしや』に変えてしまったケーキ屋のおばさん。 やっちまったなぁ!と言いたくなります! キリストの誕生日であるクリスマスに、大天使が降臨して、それをアパートの管理人さんが追い出すという荒技(笑) 大家さんは神よりも強い、最強な人間です! それにしても、ブッタの節約ぶりとイエスの浪費がうまくバランスを保ってますね。 まるでおしどり夫婦みたいだなぁと思いました。
業界人としては見とかないと。 厳密さを求めるとツッコミどころはたく...
業界人としては見とかないと。 厳密さを求めるとツッコミどころはたくさんあるけど、これで仏教に興味持ってくれる人がいるなら、それはそれはいいことだと思う、 オムニバス形式で話が出てきて、原作が好きな人には物足りないかもしれないが、予備知識なしで見ると、けっこう面白かった。 ブッダもイエスも究極まで突き詰めた人物だけに緊張感ある場面になると、後光差したり、水がモーゼのようになったり。 いろんな宗派のことが混じってるけど、それは特定の宗派びいきでないということで。 てか、休暇はいつまで続くのか。それが気になった。
得も言われぬ癒し空間
様々なメディアで漫画原作が取り扱われる昨今の中では、良い部類に入るものだと思います。 絵の雰囲気も世界観にマッチしていてなかなか良いし、俳優さんの声の演技も悪くないです。 宗教ネタという意味だけでなく、この作品は日本ならではだなぁと改めて思いました。 アジアの極東、宗教観の薄い文化、ここにイエスとブッダが馴染むシュールさが、動きや音がついたことで肌で感じられた気がします。 何も考えないでダラっと楽しむのにオススメ。
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