「愛と悲劇は紙一重」くちづけ 0ZPacQ8kMy7gWAXさんの映画レビュー(感想・評価)
愛と悲劇は紙一重
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他人事にはできない、深すぎる作品だった。
知的障害者を持つ家族のリアルな心情と、
それに対する日本の現状を受け止めて、考えなければならないことを教えてくれる内容だった。
描かれ方も美しく、
父親の葛藤とその末の決断も、
一概に批評できるものではなく、とても難しい問題だ。
しかし、どんな理由でも殺してはならないと思うしかない。
苦悩の末の間違った解決策には変わりないはずである。
娘のことを本当に大切に思うのであれば、娘を信じ、助けてくれる人々を信じることではないだろうか。
そのための選択と努力という道はあったのではないだろうか。
しかし一概にはそう声を上げれず、
言うは易し、行うは難し。
そんな時、正しい道を歩めるのは、
やはり人の支えなのだろう。
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