真夏の方程式のレビュー・感想・評価
全52件中、1~20件目を表示
それぞれの思惑はあるが…
何の罪もない桑原刑事を殺してはならない。脅迫してきたわけでも無さそうだし。自分の本当の娘ではないのに知らない振りして育ててきた父親、自分が殺してしまったことで本当の父親が罪を被ることになってしまったことに苦悩する娘、それを知る母、それぞれの苦悩はわかるけど。甥っ子である少年は過去とは関係ないのに、殺人事件に関わらせるのは残酷だ。共感はできなかったが気持ちは分かるだけに何とも複雑な心境になった
真夏の不等式 光ってない君へ 砂のオリエント急行の器
深海の生物の問題もさる事ながら、メタンハイドレートの剥離となれば、それが一番環境破壊。しかし、メタンが温暖化ガスだからじゃなくて、メタンハイグレードは広範囲にわたるので、海を(海底)を破壊し、地盤に及ぶ可能性が高いと思われる。つまり、地震に影響を及ぼす可能性があるのだ。
今回『子供が嫌いだ』って言ってるが前見た映画は『子供は苦手だ』つて言っていたと思うが。右辺左辺が逆?
『真夏の不等式』 光ってない君へ送る 砂のオリエント急行の器だソ!
容疑者Xの献身からナチスドイツのユンカースの様な原作本だソ。
あっ!映画は突然終わった。
で、どうなるの???
どうでも良いか!
自虐的に言えば、種子島のミサ◯ル打ち上げ施設はこれと同じ理論。たまには失敗する。『火星へ!』
“とっ”とんでもない。上空400kmに到達するのもままならないんだから。
次回は二酸化炭素から一を足して
『三』で液体窒素使うんだ♥ 同じ俳優さんだよね。
二度目の鑑賞でした。兎に角、新聞のテレビ欄の隅に追いやられた局の目一杯の作品だったのだと思うが。最左辺の放送局の使い回しを最右辺の放送局が手を出すべきでないなぁ。
それでも、
右辺と左辺が等しくない。つまり、真夏の不等式
左辺が人を殺す事
右辺が幸せに暮らす事。
『真夏のリーブミーアローン』
邦題が
『真夏の放って置いて欲しい』
おあとがよろしいようで。
四作目はどうなるんだろう。
ロケーションが綺麗で海が映るシーンは目の保養になる
沈黙のパレードに備え、容疑者Xの献身とあわせて鑑賞。
良かった点は、ロケーションが綺麗だったこと。海が映るシーンは目の保養になる。もう何十年も海行ってないけど行きたくなった。話はシリアスだけど、景色の美しさで重くなりすぎずちょうど良いバランス。
特に湯川と恭平が海の中を撮影するシーンが好き。もっと2人の絡みを見たかったなー。私も子供嫌いだけど、恭平は人懐っこくて嫌いになれない。
気になったのは、前作よりも事件が複雑だったこと。前作と比べ登場人物が多く、過去と現在の事件を扱うためやや分かりづらくテンポが遅く感じた。ストーリーは前作、ロケーションと登場人物は今作の方が好きかな。
それなり
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福山が宿泊した旅館で別の客が殺され、福山が謎を解く。
旅館の娘・杏が実は父の子でない事を知った奴が母をユスリに来て、
10歳だった杏がそいつを殺し、全ては母との秘密としていた。
事件は杏の本当の父が自首して刑期に服し、過去の話になっていた。
その時に逮捕した刑事が定年後に事情を聴きに来たため殺された。
殺したのは杏の育ての父親で、実は全てを知っていたのだった。
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まあまあ面白かったが、育ての父親は普通殺さないよね?
明らかに捜査で来てないし、殺したら逆に目立って調べられるやん。
何で映画の殺人事件の犯人っていつもこんなに動機が弱いのか?
泣きました!
泣いたあ。
親たちがなるみちゃんを大切に思っていて、絶対に守りたい。という強い意志に感動。歯車がちょっとずれちゃっただけでこんなにみんな罪を抱えることになるなんて恐ろしい。
でもキョウヘイ君を殺人に加担させるのは本当に違くな〜い!?!!?!気づいたときゾッとした。ちょっと察したキョウヘイくんが「はかせぇ…」って震えた声で走り回っているところでしんどくてしんどくてしゃーない( ; ; )下手したら一生残る傷をつくりやがって。許しません
映画では尺が足りなかった感
容疑者Xの献身に続いて鑑賞。こっちは確実に初見だったので真っ更な状態で楽しめました。
もうこの三作目(僕個人が沈黙のパレードから数えて)を観て気づいちゃったのですが、ガリレオ映画って種明かしとかそっちはオマケで、そんな事に至ってしまった人達の生々しいストーリーがメインなんですよね。だから単純にタネだけにスポットライトを当ててしまうと、「旅館の人達猟奇的過ぎだろ笑」なんて感想になってしまう。
なので、本作はどういう話なのかと言うと、”恭平と湯川の成長物語”なのだ。子供嫌いだった湯川が恭平と触れ合い、ある意味難解な問題よりも難解とも言える子供に分かりやすく教えるという過程を通して、新たなる喜びを得たのではないだろうか?これがゆくゆくは沈黙のパレードのあのシーンにも繋がっているのだと思うとニヤつかされます。
タイトルや湯川と子供という組み合わせからどこか夏休みのひととき、のような雰囲気も醸し出していますが、それに負けじとシンプルに何か大冒険をしたような後味を楽しめるのもまた本作の良さです。子供が見るのと大人が見るのとでは感想が変わりそうですね。
さてさて、そんな感じで三作目にして私もようやくガリレオ映画の方程式に気づけたわけなのですが、まあそれは置いとくとして、シンプルに感想を述べるとなると、やはり今作も普通だった。。。。んん~やっぱりドラマの映画版ですからドラマを観た上での上澄みが無いと100%楽しめないんですかね。
まずストーリーなんですが、昔東京で住んでいた家族がとあるホステスの殺害事件をキッカケに田舎の港町まで引っ越して、それから十数年の時が経った頃、その時に捜査をしていた刑事が訪ねてきて殺しちゃったという具合です。
で、どうしても納得が行かないのが杏のクソ野郎です。コイツがホステスを殺しちゃったせいで田舎に引っ越す羽目になりしかも種違いだしで色々メチャクチャになってるのに、湯川が『恭平をミマモッテテクレ』なんて言い残して恐らくお咎め無し。本作は劇場三作の中でも唯一真実が伏せられたまま終わります。
環境問題海を守るぅ!とか言ってた女が実は人を殺害していたというのは驚きの要素としては満点なんですが、実はそれも大昔の話で今回旅館で殺された刑事さんは親父さんが殺してるんですよね。因みに意外と奥さんは加担しただけ。なので旅館の事件では杏は蚊帳の外なんです。でも、大元を辿っていくと東京に居た頃にホステスを殺していたのは杏で、更に杏は今一緒に住んでいる父親の子では無く表向きに捕まっていた犯人の子供だった。
とまあ文章にしても分かる通り、明らかに二時間で収まる内容じゃないんですよね(笑)。最低限前後編で東京編と玻璃ヶ浦編が必要なくらいのボリュームです。そもそも東京編だけで全然行けますねこれは。
一方で、謎や事件だけに焦点を当てるからそんな見方になっちゃうんですが、本作の肝は湯川と恭平の関わり合いです。謎を解き明かす際にも同行しますし、なにより今回の旅館事件は事実上恭平の手によって刑事さんが殺害されています。
すると面白い構図が見えてきて、十数年前にホステスを殺しちゃってそれを隠蔽して玻璃ヶ浦に逃げてきた杏と、東京からやってきてそこで新たな殺人に加担してしまい、最後にその真実に気づいてしまった恭平。
本作で本当の殺人者たちは二人共自由の身で、代わりに別の人間が罪を被っているのです。旅館事件においてはそもそも恭平に手伝わせてる時点でクズ過ぎるんですが、旅館の夫婦は二人共身体が悪そうでしたので恭平に頼ってしまったのも仕方ないのかもしれません。
子供の犯してしまった罪。それを隠して玻璃ヶ浦に逃げてきたが、再びそれを向き合うのを拒絶した家族は、刑事を殺してしまった。そして、その罪の上塗りの”ツケ”を恭平が払ってしまったという事なのでしょうね。
しかし、そうなると尚更旅館事件では蚊帳の外で無神経にシュノーケリングしてる杏に殺意が湧いてしまう(笑)。そもそもホステスを殺すような狂気の女には見えませんし、全くもって田舎の純粋そうな女性という感じでした。もうちょっと、ミスリードのような形で杏の狂気を見せるべきだったかも。
でもこれもまあ十数年の時が経っているのですから風化して当然ですし、そもそも杏がちょっと変な奴だったら全くジャンルが変わってしまうか。んん~だからこそ二時間では足りないんだよなあ明らかに。
長々とここまで述べてきましたが、アレもコレも正直二時間映画の尺には足りなかった感が否めません。物語の構造としては東京時代から続く親子の逃避行ですごいポテンシャルを秘めてるんですが、まあ半分は湯川を楽しむ映画なんでこれが娯楽映画としての満点なんですかね。
あと、吉高由里子が絵に描いたような『湯川せんせぇ~』みたいな演技させられててちょっと可哀想だったな。もうちょっと役に立ってるところを見たかった。
何回見ても、真夏の青春を感じる。
沈黙のパレード。を見て、久しぶりに観たくなって、鑑賞。
何回見ても、博士と子供のやりとりが真夏の空の青春を感じる。そして、友情に似たものが芽生えるのも良い。
そして、杏さん。色々素敵です♪
秘密を隠すもの、秘密を知るもの、知っていることを隠すもの、巻き込まれたもの、
複雑な要素が方程式に組み込まれている。まさに、全てを知って、己に問いかけるがごとく。
この作品も実に面白い。
ザ・東野圭吾
ドラマシリーズの記憶を掘り返しながら鑑賞。
なんていうか、本当に小説を読んでるかのような時間だった。
ゆったりと話は進んでいく、、、
ミステリーよりも人間ドラマの側面が強い!と感じた。
最後の少年と湯川のやりとり。
答えを探しながら云々のところはいい絵だったよねー、、、
あとは、本当に福山がカッコいい。
75/100
愛は時に残酷
一切無駄が無い!
文系の私でも理解出来るトリックになっていて、なんだか申し訳なくなった。
本当の主人公が誰か、何となく分かってはいたけど、謎解きが始まるまで主人公が主人公たる理由が分からなかったのは飽きさせなくてよかったな
様々な愛情が交錯して、涙が出ちゃったよ
まぁ、でも…正直胸糞映画ではある。
私、子どもに重荷を負わせる演出嫌い。
そういう演出しか出来ないわけ?浅はか(ボロクソ)
劇場版第1作『容疑者Xの献身』の続編
元々子供嫌いである湯川(福山)が泊まった旅館“緑岩荘”で、経営する川畑家の親戚の少年、恭平と仲良くなる。科学が嫌いだという恭平に沖合の海の美しさを見せてやろうとペットボトルロケットを作り、ケータイでのテレビ電話を埋め込み実験に成功させるのだ。出会いは電車の中で、ケータイをアルミホイルでくるんで受信させないというエピソードがあった・・・
そんな折、同じ旅館に泊まっていた元刑事、塚原(塩見三省)が海岸で変死体となって発見されていた。警視庁からもなじみの岸谷刑事(吉高)が出張ってきて、捜査に加わり、やがて塚原が一酸化炭素中毒で死んだ上に海岸に投げ捨てられたと判明する。
事件は塚原が16年前に逮捕した仙波(白龍)の解決済事件にまでさかのぼる。仙波は実際には犯人じゃなく、誰かの罪を被って自ら刑を受けたというのだ。川畑家の主人重治(前田吟)と節子(風吹ジュン)、それに娘の成実(杏)の三人がそれぞれ秘密を抱え、湯川の仮説が炸裂して事件は解決へと向かうはずだった・・・
仙波が誰の身代わりになったのか?普通なら節子だと考えるところだが、不自然な点が多いため、湯川は成実が真犯人だと推理する。実は成実の本当の父親が仙波だというところまで。
『容疑者X』の出来(内容)が良すぎたためか、今作品では凡庸なイメージが残る。ただ、少年が実は罪の一端を担っていたため、将来共犯者だったんじゃないかと悩む彼の人生が狂ってしまうことを怖れる湯川。人間らしいところもあるじゃん・・・。まぁ、全てを知っていた重治の人間臭さも捨てたモノじゃない。結局、殺人事件であるはずなのに業務上過失致死と死体遺棄だけの罪で終わってしまう展開。結審済の事件で成実は罪に問われることはないにしても、ずっと重い十字架を背負って残りの人生を歩むなんてのは・・・
全てを知った上で、進むべき道を決める
この言葉は誰でも言える言葉ではないと思う。
向き合う強さと覚悟がなければできない事。
都合の良いことも悪いことも全部受け入れた上で、進むべき道を決める。
合理的であると同時に人間的な部分を損なわない、素晴らしい言葉のように思う。
事件の内容は一切入ってこなかった。
湯川が終始貫いたスタイルにただただ魅了された。
子役はミスキャストかな…
原作をつい最近読みました。映画の方は2年位前に視聴。
さすがの東野圭吾作品というべきか、両方いいですが、強いて言うなら映画です。
映画にあった、湯川が少年に言うセリフ「名探偵だな」と終盤での「君は一人じゃない」というのがない。あと、取調室?面会室?でお父さん役の前田吟と湯川が対峙するシーンが原作にはない。ここで少年の事を憂いながら静かにお父さんに怒りをぶつけ、それを杏が聞いて嗚咽するシーンが非常に泣けるのだけども、これは映画だけ。脚本の福田靖氏が上手いのだろう。
で、順番として映画→原作だったんだけど、映画観てたときは、恭平役の子に対して印象がほとんどなくて、(どこにでもいる田舎の少年)境遇がツラいから可哀想に見えていただけ。
でも、原作を読みながら映画を思い返してたんだけど、この恭平くんというのが、家族の悩み事があったり、適度に生意気だったり、大人に対する憧れや失望といったものを抱えてるんだけど、映画に出てたこの子は表現できてなかったと思う。
あと、他のコメにもありましたが、吉高某の出演シーンが少なかったのも高評価の理由のひとつです。
【湯川と、ある少年の夏休み成長物語。】
- 息子がこの作品好きだったなあ。少年の夏休み成長物語に惹かれたのだろうか?-
◆感想
・今までのガリレオシリーズには無いパターンの湯川と少年との交流。
・取り分け。海に向かって、ペットボトルロケットを二人が、シーンは良く覚えている。
<宿屋の夫婦が犯した過ちを、湯川が粋に処理するシーンも良かったなあ。>
あまりにも切なく、残酷な真相…
"ガリレオ(劇場版)" シリーズ第2作。
「土曜プレミアム」で鑑賞。
原作は既読です。高校3年生の時に読みました。
発売された途端に購入して、受験勉強そっちのけで読み、3日間で読破してしまいました(勉強せんかい!(笑))。
本作も前作「容疑者Xの献身」と同じように、テレビシリーズとは一味違った静謐な雰囲気を漂わせながら、ストーリーが進行していきました。謎が解けたら、めったやたらと数式を書いていくシーンはもちろんございません。
玻璃ヶ浦の美しい海を守ろうとする住民と、資源採掘を計画する企業との対立が本作の縦軸として描かれていました。
科学技術の発展は、同時に環境破壊を伴ってしまう…。人類の営みと決して切り離せない問題に、考えさせられました。
この問題への湯川の科学者としての意見が描かれており、推理機械とは違う、人間的な面を垣間見ることが出来ました。
また、こんな一面も…
蕁麻疹が出るほど子供嫌いな湯川が過ごす、少年とのひと夏が微笑ましい限りでした。恭平といる時は不思議と蕁麻疹が出ない…。おそらく理論的な子供だったからでしょう。
恭平に科学の面白さを教えようと、ペットボトル・ロケットを使った実験を披露。こんなにワクワクする自由研究なら、夏休みの宿題も楽しくやれただろうなと思いました(笑)。
科学の素晴らしさを伝えると共に、それが齎す光と影を教えました。事件の真相ともさりげなくリンクしているので、本作のテーマは表裏なのかもしれない、と思いました。
事件の裏に秘められた、関係者たちの人生の秘密と罪と罰、計り知れない愛の物語が心に深く突き刺さって来ました。
大切なものを守るために罪を犯し、それを心の内に秘めて背負って、生きて来た人々…。演技達者な俳優陣の熱演が、胸に染み渡って来るような切なさをもたらしてくれました。
単なるミステリーのままでは終わらない、重厚でエモーショナルな人間ドラマが、「ガリレオ」劇場版シリーズの持ち味であり、大きな魅力だなと改めて感じました。
※以降の鑑賞記録
2016/03/26:土曜プレミアム
2017/? ?/? ?:Blu-ray
2020/03/15:WOWOWシネマ
2020/09/19:WOWOWシネマ
2021/07/23:Blu-ray
※修正(2022/09/14)
みんな秘密を抱えている。
せつことせんばさんの秘密。
これを知ってしまった女が殺された。
殺害してしまったのは、2人の娘。
それを隠すために、せんばは罪をかぶる。
この時点で、えーーー?なんだよなー。
それ程までも、実の娘を愛していたのか。
せつこと成美の秘密を
実は、しげはるは知っている。
それを知らないふりをして、生活してきたのも
愛?なのか。
せつことしげはるの秘密。
なるみの殺人が元警官にバレるんじゃ…
それなら殺しちゃおう。
これも愛なの?
なるみはみんなに守られているけど、
きょうへいが可哀想でならない。
あの子は勘が鋭いし、頭がいいから
自分が関係しているのでは?とわかっていた。
せつない。
子ども嫌いな湯川がなぜか平気な映画。
泣ける。。
前回の容疑者Xの献身は原作読んでから見たけど
今回は原作読んでない=話知らないまま映画みました。
前回に引き続き、今回もすごく切なかった。
トリックや犯人の動機には前作ほどインパクトはなかったけど、
少年と博士の絡みがひとつひとつとてもよかった。
海での実験シーンはすごくっときました。
この方程式を解けば、ある人物の人生が大きくねじ曲がる。
杏ちゃんの演技をまともに見たのは初めてで
杏ちゃんのことは好きでも嫌いでもないけど演技上手いなあ…と思った。
取調室の鏡の向こう側とこっち側での親子愛のシーンは胸がいたくてしょうがなかったです。
「僕花火をしちゃいけなかったの?」
そして一番印象に残ったシーンは
湯川先生が最後少年の言葉にかぶせて「楽しかったな」と言ったとき。
一番泣いた。
最後の最後電車の中で少年が湯川先生からもらったデータを真剣に見るシーンもよかった。
DVDが出たらまた見たいです。そして原作も読みたい。
やはり・・・
原作を読んだことがある僕としてはある程度予想がついていたがやはり作品のテーマが重く暗くなりがちであった。原作では子供嫌いの湯川が偏屈な理科嫌いの少年と触れあうのが唯一のほっこりする場面である。それはこの作品でも同じで明るさのみで言うならペットボトルロケットの場面が最高潮であとは終始暗いままだった。また始まり方も少し不満であの殺人事件の現場を本人目線で撮影したのはすごいいい始まり方だとおもうがそのあとになるみたちを登場させるのはよくないと思う。なぜならこの作品では田舎でおんぼろ旅館を営んでいる人の良さそうな一家にだんだん得たいの知れない何か無気味な謎が出てきてそれを湯川が解き明かしていくのがみそだとおもうからだ。なのでここはその傘視点から電車の火花を見せて恭平との場面に繋げるのが良いのでは無いだろうか?後演出面で言うのなら湯川が宿に泊まる経緯を省くのは感心しない。省くなら「塚原さんはなぜうちに泊まったの?」という台詞もやめるべきだなぜならそれでは湯川もどうして泊まったのかとなるからだ。最後の湯川の台詞は原作通りにやってほしかった。
俳優の演技は可もなく不可もなくだった。ただ湯川の演技がいつもよりも感情を表に出さないようにしてるように思えた。子役の演技はダメダメ。この作品はテーマがテーマだけに子役が重要だがあの子役では無理だったようだ。また、さっきも書いたように湯川と恭平のやりとりがこの作品での唯一のオアシスになるのだが彼には荷重だったようだ。このため作品のくらさがさらに増してしまった。子役の選定はもっと慎重に行うべきだったように思う。また杏の演技も欲を言えばもう少し子供っぽさの残った偏屈な感じを出してほしかった。なぜならこの作品はなるみが湯川とであって成長していく物語でもあるからだ。ただ最後の方は感動できたので高評価。
可もなく不可もなく
なんとなく東野圭吾は読まないというのが一種のこだわりみたいなものになっている私は、「子供嫌いで有名な湯川」の時点で押し寄せる「いや知らねーし」感。湯川ファン多そうだもんね。
とは言え、ずいぶん前に「容疑者Xの献身」を映画館で観て、ストーリーとか福山雅治とかじゃなくとにかく堤真一の演技が神がかっていて、ちょっと泣いたりした記憶があって。数年?のタイムラグを経て、第二弾を鑑賞。
恭平くんが実にかわいそうだった。何も知らずに殺人事件の片棒を担わされてしまった少年。しかも彼は聡明なので、周りの大人たちの表情や言動から自分の状況をすぐに察してしまう。でもなんで?どうして?と混乱する彼に、ラストで湯川がもっともらしいことを言って煙に巻いていた。でも心にしこりは残るだろうし、成長すればするほど事の重大さに気付いていくに違いない。無邪気な彼にこんな重い運命を背負わせて、まったく大人は勝手だよ。
全体的に可もなく不可もなくって感じだった。退屈ではないけど特別面白くもない。あ、でもロケットのシーンは突き抜けた清々しさがあって観ていて心地よかった。
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