真夏の方程式のレビュー・感想・評価
全62件中、1~20件目を表示
一点を除いて、評価します
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福山雅治、吉高由里子、前田吟、杏、風吹ジュン、その他の俳優さん達の演技は素晴らしいし、テンポの良さ・風景の美しさ(特に駅舎)も上出来だと思いました。観ていて退屈しませんでした。
しかし、杏の殺人シーンが納得できるでしょうか。まだ中学生程度の女の子が、いくら突然自宅に乱入してきたとは言え女性を、それもひどい暴力を受けた訳でもないのに、追いかけて行って歩道橋の上で刺し殺すなんて、、、リアリティがありません。
前田吟の殺人動機も ? です。
ミステリー推理映画とはこうあるべき作品
言われなくても観るとは思いますが、ガリレオシリーズファンなら必ずしも観るべき作品。
テレビシリーズのガリレオとはコンセプトを変え、
容疑者Xの献身⇒旧友のため
真夏の方程式⇒元来嫌いなはずの少年のため
沈黙のパレード⇒刑事である友人のため
映画シリーズでは、あのテーマソングも使用せず、落書きパフォーマンスもなく、他人のために天才の能力を発揮する。
映画シリーズは、テレビシリーズの外伝的映画版ではなく、湯川学という人間の成長物語に位置している。
特にこの真夏の方程式は、冒頭の雪景色のなか何者かが疾走し、犯罪を犯すシーンから始まり、各所に散りばめられた伏線を、フェイクやミスリードとして扱うのではなく、全て最後に繋げて回収している。まさに、ミステリー推理映画とはこうあるべき作品だと思います。
映画館で必ず観るべき作品かどうかという点で星を一つ減らしましたが、日本映画として名作と言える作品です。あと、杏さんの演技が物凄く良かったです。杏さんのファンも、観るべき作品だと思いました。
猟奇的殺人家族
地上波で見た沈黙のパレードが面白かったため、未鑑賞だったこちらを鑑賞
恭平くんと湯川先生の交流がなんとも微笑ましく、我が息子とちょうど年齢が重なることもあり、温かい気持ちになれました
ただ、肝心の秘密を抱いた川端家の真相が紐解けていくあたりは、なるほどそういうことか〜となった後、一瞬で我に返りました
全ての発端となった成美さんですが、あんな写真取られたくらいで包丁持って追いかけるところに違和感
中学生くらいからすると、むしろ得体の知れないやつが勝手に家上がり込んでる時点で恐怖だけど…
お父さんも刑事が来たから娘の罪バレちゃいそう、おっしゃ!ブッ殺そう!ってなるのがヤバすぎ
血は繋がっていないけど、ヤバい思想は同じなの?
家族の愛を守るために、他の人ブッ殺していいの?
殺された刑事さんが可哀想
犯罪の片棒を担がされた恭平くんも不憫
吉高さん空気すぎ
夏の終わりのように爽やかに映画は終わりますが、私には暗い影を堕とす映画でした
すべてを知ったうえで自分で選択する
テレビシリーズの第2弾は未視聴。小説も未読。
容疑者xの献身と同じく大切な人の罪を被る話。違うのは”愛”について湯川(あるいは作者)の理解が進んでいるというところ。
今回も誰も救われないような話だが、でも全員が自分ですべて知ったうえで納得し決断していることで、方程式が成立している。客観的に見れば不幸な結末だが、それぞれの主観的にはそうではない。容疑者xの献身では、愛について”解なし”としていたが、これが作者なりに考えた解なのだろう。
やりきれないがこれで全体最適になっている気もする。全体最適になっているけど、でもやっぱりやりきれない。
一番の問題は、容疑者xの献身のように、成実がすべてを知ったうえで自首を選択したらどうなるのだろう、って思っちゃうところ。この一手で今作の方程式が破綻するような気がする。この点と、やっぱりやりきれないって思っちゃう点で容疑者xの献身で残した疑問を解決できてないと感じるので自分としてはあんまりかな。
あと、最後の一緒にダイビングするところで成実の自殺をほのめかすシーンがあったが、あからさまに前作の雪山のシーンを模倣したような感じだったのは個人的に興醒めだった。雪山のシーンは原作にはないらしいし、今回も原作にないんだろう、これが監督の精一杯のオリジナリティなんだと思えて仕方なかった。
ただこのミステリーと少年との交流を同時に描く構成力は見事だった。
スタンドバイミー
真夏の海辺の民宿。元刑事の事故死に遭遇したガリレオの活躍を描く物語。
東野圭吾原作、TVドラマ「ガリレオ」第二シリーズの劇場版ですね。
陰鬱な真冬の東京を背景にした前作とは異なり、この作品は真夏の海辺。
メインテーマであるサスペンスと、ガリレオと少年の一夏の邂逅を軸に物語は進みます。
真夏の太陽と海。少年の冒険譚にはぴったりの情景です。
ただ、メインテーマのサスペンスは太陽に相応しくない陰鬱なもの。映画全体のバランスが悪く、居心地が悪く感じてしまいます。
そんな居心地の悪さが、作品全体の粗さを際立たせます。
例えば、甥っ子に犯罪の片棒を担がせた男。それなのに死体遺棄には妻に手伝わせる矛盾。
そもそも、死体を遺棄する理由は乏しく、首を傾げたくなります。
そもそも(2回目)、元刑事がわざわざ民宿を訪ねてくる理由が良く分かりません。元受刑者が冤罪を訴えているのなら分かりますが、自ら罪を被っているのであれば、改めてほじくり返すようなことでしょうか?
民宿まで来た・・・ということは、ある程度全貌を想像していたはずなのに・・・
サスペンス部分でいえば、ガリレオが早々にトリックと犯人に気付いているのも大きなマイナス。興味が薄れていきます。
私的評価はやや厳しめです。
異色
スピンオフでこれだけあまりちゃんと見た事がなかったです。(なんとなくつまらなそうだったので)
なんかあまりにも少年が可哀想すぎませんか
何年か後の成長した少年のスピンオフも作って欲しいぐらい(横浜流星さん主演とかで)
おじいさんはどんな思いでこの少年に罪を手伝わせたんだろう。ありえない。
それぞれの思惑はあるが…
何の罪もない桑原刑事を殺してはならない。脅迫してきたわけでも無さそうだし。自分の本当の娘ではないのに知らない振りして育ててきた父親、自分が殺してしまったことで本当の父親が罪を被ることになってしまったことに苦悩する娘、それを知る母、それぞれの苦悩はわかるけど。甥っ子である少年は過去とは関係ないのに、殺人事件に関わらせるのは残酷だ。共感はできなかったが気持ちは分かるだけに何とも複雑な心境になった
真夏の不等式 光ってない君へ 砂のオリエント急行の器
深海の生物の問題もさる事ながら、メタンハイドレートの剥離となれば、それが一番環境破壊。しかし、メタンが温暖化ガスだからじゃなくて、メタンハイグレードは広範囲にわたるので、海を(海底)を破壊し、地盤に及ぶ可能性が高いと思われる。つまり、地震に影響を及ぼす可能性があるのだ。
今回『子供が嫌いだ』って言ってるが前見た映画は『子供は苦手だ』つて言っていたと思うが。右辺左辺が逆?
『真夏の不等式』 光ってない君へ送る 砂のオリエント急行の器だソ!
容疑者Xの献身からナチスドイツのユンカースの様な原作本だソ。
あっ!映画は突然終わった。
で、どうなるの???
どうでも良いか!
自虐的に言えば、種子島のミサ◯ル打ち上げ施設はこれと同じ理論。たまには失敗する。『火星へ!』
“とっ”とんでもない。上空400kmに到達するのもままならないんだから。
次回は二酸化炭素から一を足して
『三』で液体窒素使うんだ♥ 同じ俳優さんだよね。
二度目の鑑賞でした。兎に角、新聞のテレビ欄の隅に追いやられた局の目一杯の作品だったのだと思うが。最左辺の放送局の使い回しを最右辺の放送局が手を出すべきでないなぁ。
それでも、
右辺と左辺が等しくない。つまり、真夏の不等式
左辺が人を殺す事
右辺が幸せに暮らす事。
『真夏のリーブミーアローン』
邦題が
『真夏の放って置いて欲しい』
おあとがよろしいようで。
四作目はどうなるんだろう。
ロケーションが綺麗で海が映るシーンは目の保養になる
沈黙のパレードに備え、容疑者Xの献身とあわせて鑑賞。
良かった点は、ロケーションが綺麗だったこと。海が映るシーンは目の保養になる。もう何十年も海行ってないけど行きたくなった。話はシリアスだけど、景色の美しさで重くなりすぎずちょうど良いバランス。
特に湯川と恭平が海の中を撮影するシーンが好き。もっと2人の絡みを見たかったなー。私も子供嫌いだけど、恭平は人懐っこくて嫌いになれない。
気になったのは、前作よりも事件が複雑だったこと。前作と比べ登場人物が多く、過去と現在の事件を扱うためやや分かりづらくテンポが遅く感じた。ストーリーは前作、ロケーションと登場人物は今作の方が好きかな。
それなり
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福山が宿泊した旅館で別の客が殺され、福山が謎を解く。
旅館の娘・杏が実は父の子でない事を知った奴が母をユスリに来て、
10歳だった杏がそいつを殺し、全ては母との秘密としていた。
事件は杏の本当の父が自首して刑期に服し、過去の話になっていた。
その時に逮捕した刑事が定年後に事情を聴きに来たため殺された。
殺したのは杏の育ての父親で、実は全てを知っていたのだった。
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まあまあ面白かったが、育ての父親は普通殺さないよね?
明らかに捜査で来てないし、殺したら逆に目立って調べられるやん。
何で映画の殺人事件の犯人っていつもこんなに動機が弱いのか?
泣きました!
泣いたあ。
親たちがなるみちゃんを大切に思っていて、絶対に守りたい。という強い意志に感動。歯車がちょっとずれちゃっただけでこんなにみんな罪を抱えることになるなんて恐ろしい。
でもキョウヘイ君を殺人に加担させるのは本当に違くな〜い!?!!?!気づいたときゾッとした。ちょっと察したキョウヘイくんが「はかせぇ…」って震えた声で走り回っているところでしんどくてしんどくてしゃーない( ; ; )下手したら一生残る傷をつくりやがって。許しません
映画では尺が足りなかった感
容疑者Xの献身に続いて鑑賞。こっちは確実に初見だったので真っ更な状態で楽しめました。
もうこの三作目(僕個人が沈黙のパレードから数えて)を観て気づいちゃったのですが、ガリレオ映画って種明かしとかそっちはオマケで、そんな事に至ってしまった人達の生々しいストーリーがメインなんですよね。だから単純にタネだけにスポットライトを当ててしまうと、「旅館の人達猟奇的過ぎだろ笑」なんて感想になってしまう。
なので、本作はどういう話なのかと言うと、”恭平と湯川の成長物語”なのだ。子供嫌いだった湯川が恭平と触れ合い、ある意味難解な問題よりも難解とも言える子供に分かりやすく教えるという過程を通して、新たなる喜びを得たのではないだろうか?これがゆくゆくは沈黙のパレードのあのシーンにも繋がっているのだと思うとニヤつかされます。
タイトルや湯川と子供という組み合わせからどこか夏休みのひととき、のような雰囲気も醸し出していますが、それに負けじとシンプルに何か大冒険をしたような後味を楽しめるのもまた本作の良さです。子供が見るのと大人が見るのとでは感想が変わりそうですね。
さてさて、そんな感じで三作目にして私もようやくガリレオ映画の方程式に気づけたわけなのですが、まあそれは置いとくとして、シンプルに感想を述べるとなると、やはり今作も普通だった。。。。んん~やっぱりドラマの映画版ですからドラマを観た上での上澄みが無いと100%楽しめないんですかね。
まずストーリーなんですが、昔東京で住んでいた家族がとあるホステスの殺害事件をキッカケに田舎の港町まで引っ越して、それから十数年の時が経った頃、その時に捜査をしていた刑事が訪ねてきて殺しちゃったという具合です。
で、どうしても納得が行かないのが杏のクソ野郎です。コイツがホステスを殺しちゃったせいで田舎に引っ越す羽目になりしかも種違いだしで色々メチャクチャになってるのに、湯川が『恭平をミマモッテテクレ』なんて言い残して恐らくお咎め無し。本作は劇場三作の中でも唯一真実が伏せられたまま終わります。
環境問題海を守るぅ!とか言ってた女が実は人を殺害していたというのは驚きの要素としては満点なんですが、実はそれも大昔の話で今回旅館で殺された刑事さんは親父さんが殺してるんですよね。因みに意外と奥さんは加担しただけ。なので旅館の事件では杏は蚊帳の外なんです。でも、大元を辿っていくと東京に居た頃にホステスを殺していたのは杏で、更に杏は今一緒に住んでいる父親の子では無く表向きに捕まっていた犯人の子供だった。
とまあ文章にしても分かる通り、明らかに二時間で収まる内容じゃないんですよね(笑)。最低限前後編で東京編と玻璃ヶ浦編が必要なくらいのボリュームです。そもそも東京編だけで全然行けますねこれは。
一方で、謎や事件だけに焦点を当てるからそんな見方になっちゃうんですが、本作の肝は湯川と恭平の関わり合いです。謎を解き明かす際にも同行しますし、なにより今回の旅館事件は事実上恭平の手によって刑事さんが殺害されています。
すると面白い構図が見えてきて、十数年前にホステスを殺しちゃってそれを隠蔽して玻璃ヶ浦に逃げてきた杏と、東京からやってきてそこで新たな殺人に加担してしまい、最後にその真実に気づいてしまった恭平。
本作で本当の殺人者たちは二人共自由の身で、代わりに別の人間が罪を被っているのです。旅館事件においてはそもそも恭平に手伝わせてる時点でクズ過ぎるんですが、旅館の夫婦は二人共身体が悪そうでしたので恭平に頼ってしまったのも仕方ないのかもしれません。
子供の犯してしまった罪。それを隠して玻璃ヶ浦に逃げてきたが、再びそれを向き合うのを拒絶した家族は、刑事を殺してしまった。そして、その罪の上塗りの”ツケ”を恭平が払ってしまったという事なのでしょうね。
しかし、そうなると尚更旅館事件では蚊帳の外で無神経にシュノーケリングしてる杏に殺意が湧いてしまう(笑)。そもそもホステスを殺すような狂気の女には見えませんし、全くもって田舎の純粋そうな女性という感じでした。もうちょっと、ミスリードのような形で杏の狂気を見せるべきだったかも。
でもこれもまあ十数年の時が経っているのですから風化して当然ですし、そもそも杏がちょっと変な奴だったら全くジャンルが変わってしまうか。んん~だからこそ二時間では足りないんだよなあ明らかに。
長々とここまで述べてきましたが、アレもコレも正直二時間映画の尺には足りなかった感が否めません。物語の構造としては東京時代から続く親子の逃避行ですごいポテンシャルを秘めてるんですが、まあ半分は湯川を楽しむ映画なんでこれが娯楽映画としての満点なんですかね。
あと、吉高由里子が絵に描いたような『湯川せんせぇ~』みたいな演技させられててちょっと可哀想だったな。もうちょっと役に立ってるところを見たかった。
何回見ても、真夏の青春を感じる。
沈黙のパレード。を見て、久しぶりに観たくなって、鑑賞。
何回見ても、博士と子供のやりとりが真夏の空の青春を感じる。そして、友情に似たものが芽生えるのも良い。
そして、杏さん。色々素敵です♪
秘密を隠すもの、秘密を知るもの、知っていることを隠すもの、巻き込まれたもの、
複雑な要素が方程式に組み込まれている。まさに、全てを知って、己に問いかけるがごとく。
この作品も実に面白い。
ザ・東野圭吾
ドラマシリーズの記憶を掘り返しながら鑑賞。
なんていうか、本当に小説を読んでるかのような時間だった。
ゆったりと話は進んでいく、、、
ミステリーよりも人間ドラマの側面が強い!と感じた。
最後の少年と湯川のやりとり。
答えを探しながら云々のところはいい絵だったよねー、、、
あとは、本当に福山がカッコいい。
75/100
愛は時に残酷
一切無駄が無い!
文系の私でも理解出来るトリックになっていて、なんだか申し訳なくなった。
本当の主人公が誰か、何となく分かってはいたけど、謎解きが始まるまで主人公が主人公たる理由が分からなかったのは飽きさせなくてよかったな
様々な愛情が交錯して、涙が出ちゃったよ
まぁ、でも…正直胸糞映画ではある。
私、子どもに重荷を負わせる演出嫌い。
そういう演出しか出来ないわけ?浅はか(ボロクソ)
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