「重苦しい」真夏の方程式 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
重苦しい
前作との共通点が驚くほど多い。
母娘に絡む、情のない被害者。(心情的には犯人に同情してしまう)
それをかばって守ってあげようとする共犯者。
真犯人は、心に傷を負ったまま真相を隠し続ける。
それを隠すために、第2の殺人が起こる。
湯川学だけが真相にたどり着き、悲しい謎解きをする。
それにしても、TVシリーズでは科学実験でトリックの再現をして謎解きをする湯川教授が、映画ではなぜか人情味のある探偵になってしまうのがいただけません。
教授らしいことと言えば、前半のアセスメントのコメントと、子供にペットボトルロケットの実験をさせるところ位で、謎解きはどちらかと言えば、動機や、情のもつれを紐解いたものでした。
物理学者がたどり着けるような推理ではありませんでしたね。
なにしろ、重苦しい雰囲気で、娯楽性に乏しい内容でした。
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