「「全てを知って決断すること」湯川先生の論破が。。」真夏の方程式 t_4_iさんの映画レビュー(感想・評価)
「全てを知って決断すること」湯川先生の論破が。。
ミステリーとしても、隠された真相が幾重にも重なることでシナリオに深みが出ていたと感じました。そこは、さすが東野圭吾ミステリーズといったところでしょう。単に事件を解明するだけで無く、そこに人物背景を重ねることで他者の共感を呼び、感動を与えてくれます。前作に比べて犯行手段に大きな驚きはありませんでしたが、徐々に事件の全貌が判明していくさまは、やはり爽快であります。
個人的には湯川先生が企業側として「そのような発言は良くない」といった下りがお気に入りです。企業・反対団体側ともにすべてを知った上でどう決断するか。それが重要なことだと、共感できました。
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