「「自分」とは…」もうひとりの息子 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
「自分」とは…
平和で呑気な日本が「そして父になる」でビャービャー泣いてる間に。
世界ではトンデモない作品が作られてましたよ…
ネタは同じとはいえ、別の物語。
単純に並べて比較出来るものではないけれど…
決断をするのが不惑を過ぎたぬるま湯暮らしのオッサンと、高い壁で区切られた土地で暮らす18歳の少年だったら。
どちらかをオススメするなら、私は全力でこちらを推します。
今の日本の現状では、決してウケないかもしれませんが。
取り違えをネタに、人種、宗教、家族、そして拭い去れない対立等々織り込んだ非常に深い作品。
それを105分で描き切っているのがまた見事!
正に「アイデンティティ」を問う、涙の一本です。
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