KILLERS キラーズのレビュー・感想・評価
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北村さんの魅力いっぱいです!
私は北村一輝さんのファンなので、ネイティブとは言えないまでも流暢な英語での会話や車の運転シーンなど、普段あまり見ない北村さんが見れて満足です。笑
内容について、野村の生活背景や殺人動画をネットにアップするに至った経緯が分からなかったので、エピソード0を続編で作ってもらいたいです。
また野村はサイコパスであるので何が正しくて何が彼の妄想なのかが分からない…花屋のお姉さんは本当に心中するつもりだったのか?ホームレスの男(でんでんさん?)は自殺でなく野村が殺したのか?彼はホームレスの男が首を切ったカッターを所持していました。
もっと深い設定があると思うのでそれを知りたい!それを知ることで野村という人間の理解が少しでもできると思います。
印象的だったのは彼の「強いやつは何でも手に入れられる。弱いやつは全て失う」というニュアンスの発言です。
他の方のレビューで「ケンカは強すぎないけど執念深い」と書かれた方がおられますが、私の解釈は違います。
野村は自分は弱い人間で、それゆえ家族を失った、だから他人を殺しそれを衆人の目に晒すことで自分が強いと思い込もうとしているのだと思います。しかし彼の本質は臆病で孤独です。だから精神的な弱さをつく姉の幻影が現れると途端に弱気になり、遠い異国の地の相手を自分と同じだと思い込みたいがためにキラーになるよう操作することで孤独を埋めようとしたのだと思います。
グロテスクな描写は少なくスリルは十分ありました。映画を見た方やこれから見ようかなと思う方はぜひ、野村の狂気の根底にあるものは何か、考えてみてください。
意外と、、
I was very excited!
意外に良かった!
終始なんだかドキドキ。
こんな映画、最近でありそうで以外とないんです。邦画で。だいたい微妙ですし、、
何とかごえ! とか良く宣伝される映画観てみたら案外、そうでもなくて、、、
この映画は今日知りまして、観に行きました。なんだが、なかなか好きな感じでした。
しいて言うならば、主人公の姉が何故あんな姿でいたのかが伝わりにくいかなぁ、と、、
日本映画としては物足りない
北村一輝主演のKILLERS/キラーズ、舞台挨拶+試写会に参加。
『悪の教典』のようにバッタバッタ殺すわけではないが、前触れ通りに残酷なシーンも多い。
たしかにこの映画も恐怖はあるが、それは『ホステル』の恐怖でもなく、『悪の教典』の恐怖でもない。
野村(=北村一輝)が処刑の光景をネットに上げる行動が東京とジャカルタを繋ぎあわせる「鍵」なのだが、野村がそこに至る経緯の説明が若干不足していた様に感じた。作中に「一番最初は偶然、でも次からはうまくいかない」と説明してることから、偶発的だったものと考えられるが、発端をもう少し意識して欲しかった。
おそらく姉の死が引き金になっているように思えたが、もう少し分かりやすくても良かったと思える。
作中親しくなる女性が弟を殺そうとしていたことから、野村は彼女の殺人鬼としての素質を感じるようになる。次第に亡き姉を投影してしまい、自閉症の弟を姉を守るように攻撃的な性格につくり上げる。
自分が守れなかった姉を守れるようにしたかったように感じられた。
野村も幼少期は同じような障害(=サイコパス)を持っていたのかもしれない。
終盤のジャカルタに集結する部分も親子愛による奪還を描きたかったのだろうが、ニーアム・ニーソン主演の『96時間/Taken』のような目新しさは感じられなかった。
ラストシーンに「鍵」が再登場するのだが、「鍵」はインターネット普及によるエジプトのジャスミン革命を背景にするとともに、誰でも殺人鬼になりうるということを示唆していたように感じられた。
時より、「ここ笑わせに来てるの?」というシーンもあったがシリアスな映画なので反応がし辛い。
また、中盤から終盤かけての都合が良すぎる展開にうんざり。絶対尺足りなくなったよね。
殺害シーンを幻想的にさせるためにクラシックを流す、ってのもさすがに陳腐すぎてちょっと残念。ここで新しい切り口を見せられれば猟奇映画としても大成功だと思えた。惜しい。
日本映画としては少し物足りないが、インドネシア映画としてはこんなものか。と感じてしまった。2人の主人公に感情移入もしづらく(猟奇物なので当たり前だが)この映画の伝えたいことが表現しきれてない。
それでも北村一輝の演技力の高さはこの映画で十二分に伝わる。
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