7日間の恋人のレビュー・感想・評価
全2件を表示
これぞ香港クオリティー
香港女優のセシリア・チャンと韓国男優のクォン・サンウが主演の香港映画。これまたポスターやDVDパッケージはクォン・サンウ単独主演に見せかけてるが、やっぱりどっちかっていうとセシリア・チャンのほうが主人公だ。製作は香港のスタンリー・クワン、監督も香港の人のようだが知らん人。しかしこうして見ると、この手の中韓共演恋愛映画って中華圏女優と韓国男優という組み合わせばっかりで、なぜか逆(韓国女優と中華圏男優)はほとんど無いんだよなあ。
共同経営者でもある恋人に些細な口論から失踪された大企業のCEOが、街で見かけた彼女そっくりな花屋の女性に代役を頼み込む。重要な舞踏会パーティーに向けて猛特訓を施すが、勝ち気な恋人とは対照的に純粋な女性に惹かれていき……というきわめてベタなラブストーリー。だが脚本や演出が適当で、いかにも香港クオリティーだ。花屋女性は身近な人の危険を予知する能力があるという設定だがストーリー上の意味がほとんどないし、CEOは広東語をしゃべってる(吹替)が心の声は韓国語で、じゃあ韓国人なのかと思えば特にそういう説明もない。主人公の祖母が日本人で日中戦争で祖父と出会った回想シーンが長々と描かれるがこれも本筋とあまり関係がないし、最後に姿を現す恋人女性がどこで何してたかも全く説明がされないなど、ツッコミどころ満載である。スキャンダル直後のセシリア・チャンはやたら厚化粧の容貌が痛々しいし、クォン・サンウもこの映画ではただのおっさんにしか見えない。ブレイク前の中国女優ジン・ティエンが可愛かったのと、執事役のリチャード・ンが相変わらずとぼけた役どころで笑わせてくれたのだけが救いでした。
ジョンフンに聞きたい
パリスのどこが良かったの?
あんな性格になってしもた経緯は分かるけど、“どっちを取るの?” はアカンやつやろ。
ジョンフン&サムの恋愛も良かったけど
おばあちゃんの恋愛回想も良かったなぁ。
心から愛して失うことは
誰も愛さないことより
どれだけ幸せなことか
心に染みました。
全2件を表示