「銀魂らしい作品」劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ あめさんの映画レビュー(感想・評価)
銀魂らしい作品
銀魂は原作もアニメも大好きなのですが、最初は映画を観に行くつもりはありませんでした。それがあまりに好評なようだし時間もちょうど予定の合間だったので、ふらりと映画館へ。
アニメ映画をみたのは小学生の頃、祖父母に連れていかれたポケモン以来というわたしで、正直少し抵抗がありました。けれどレイトショーだったということもあってか、劇場の雰囲気も落ち着いていて、それでいてフレンドリーな感じで安心しました。
映画の内容は、本当にすごくよかったです。前にも述べた通り恥ずかしながら銀魂を好きでありながらも「たかがアニメ映画」という気持ちでいたのですが、見事に裏切られました。映画を観てこれだけ真剣に声を出して笑い、自然に涙がぼろぼろと零れたのははじめてです。なのに映画が終わったあとの、笑ってしまった気恥ずかしさがなかったり、恋愛映画の後の「泣いちゃったー♡」と競うように言い合う(個人的な意見ですが)わたしが大嫌いな空気が少しもなかったり、そんなのもはじめてです。わたしが見た限り、映画が終わって席を立つ全員がすっきりと気持ちのいい表情をしていたのが印象的です。
冒頭の映画泥棒でのぐだぐだは確かに長くて蛇足という意見にも頷けますが、やはりこれぞ銀魂、とわたしはニヤリとしてしまいました。
お妙さんの病室でさっちゃんが泣くシーンは、今まで銀魂を応援してきた人たちには更に強く心に響いたと思います。「あのさっちゃんが」「あのお妙さんに」と、長年銀魂が積み上げてきたからこその感動がありました。
敵だと思っていた人物が実は銀さん本人だった、の下りはさすが空知さん、と息を飲みました。交差するタイムスリップのなか、なぜあの場面で攘夷時代の彼らかやって来る必要があったのか、その真相を観賞後に気付いて、またしても息を飲みました。何度も観る価値はありそうです。
それからちらりと耳に挟んだ戦闘シーンですが、わたしはまったく気になりませんでした。今になって振り返ればもっとかっこいいと感じる戦闘シーンも過去の銀魂にはありましたが、映画を観ているときはとにかく、みんながタイムスリップしてきて銀さんと共に戦うということで頭がいっぱいで、どきどきわくわくしていました。
わたしがあまりアニメでのアクションに詳しくないというのもあるのでしょうが、きっと特にこだわりのない人は幻滅することなく、固唾を飲んで観ることができると思いますよ!真選組が好きなので、万事屋3人の踏み台になるところがとてもよかったです。山崎くんも何気にちょくちょく出てきてくれたのが嬉しかったです。
あとは欲を張るともっと高杉さんと坂本さんの出番があったらよかったなーと!(笑)
かなり長く、そして乱文になってしまいました……実はこのレビューを書くためだけにここのサイトで会員登録をしたくらいなので、どうか見逃してやってください。
完結編と銘打つのにふさわしい、すばらしい映画でした。もちろん戻ってきてほしいのですが、これで終わりだとしても納得できる作品です。
私もまったく同感です。映画館で映画を見ることなどほとんどなかった私がこの夏どっぷりとはまってしまいました。もともと息子が読んでいたマンガにいつの間にか娘も旦那も私もいつの間にか夢中になっていましたが、この劇場版はほんとに何度見ても泣いて笑って感動です。今日も午後休をとって見に行ってしまいました。(家族には内緒です…)ストーリーはきちんと完結してしまいましたが、また戻ってきてほしいですね。次は高杉達の出番がいっぱいあるといいな。高杉は二言?、坂本にいたっては「デリャー」だけでしたもんね~^^;