「戦闘シーンがかなり残念、でも特典ある内に映画館へ!」劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ 水樹さんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンがかなり残念、でも特典ある内に映画館へ!
※最初に一番大事なことを言っておきます。
腐女子の方にとくに多いとは思いますが、
椅子を叩いたり、奇声をあげたりと、
身内やそういうイベントのみでかろうじて許されるような
見ていて気持ち悪い自己主張をされる方が居ます。
本当にやめてください。見ていて大変不愉快です。
「銀魂」のファン、作品を貶す本当に最低の行為です。
映画館に来ている人は
腐女子や自制心のないアニヲタだけではありません。
皆が平等にお金をはらって「銀魂」という作品に
それぞれの思いを抱えて見に来ています。
映画館は公共の場所であって、
あなた1人が映画をみるための個室ではありません。
あなたの行為をみることによって、
普通のお客さんは「銀魂」という作品を不快に思い、
そのファンを自制心のない最低な人間だ。
もう2度と銀魂の映画なんか見るものか、
銀魂を好きって言うのは、あぁいう人種と同類なんだ
っと思われます。
あなた1人が周りに
迷惑をかけるような行為をすることで、
周りの人全員が不快な思いをし
「損をした気分」になるのです。
本当にその点は自覚して、もし騒ぎたいのであれば
映画館を貸し切るか、DVDを自分の部屋で見てください。
本当にお願いします。
銀魂連載当初からのファンで。
アニメのクオリティの高さには
本当に驚かされるの一言でした。
今回の映画は完結編。
っということで、また終る終る詐欺だろうと
それだけが気になり見に行ったのですが。
予想を遥かに上回る面白さでした。
他のジャンプアニメの映画というと、
大体パターンが決まっていて、
今やっているアニメの中で、
最強の敵の亜種みたいなものが現れる
→最初ちょっと苦戦
→味方登場&全員現状最強の必殺技で勝つ
→敵パワーアップ
→現状の必殺技が効かなくなる
→次々とやられていく仲間達
→なんかみんな覚醒して雑魚を倒す
→敵のボスパワーアップor出現
→主人公覚醒、最強の必殺技+映画特別のパワーアップ
そして何より本編の中盤にも関わらず、
とってつけたような敵と話で面白味がない。
おそらく今回のトリコもそうなんでしょうね。
なので銀魂の映画といっても、どうせ。
15年前の謎の徒党が現れて江戸が壊滅の危機、
助けにくる新撰組、桂一派。
っで相手を倒していくも、更に強い敵が現れ
新撰組や桂達が倒れていく→高杉・神威乱入。
敵を倒して銀ちゃんがとどめ。
みたいなパターンだと思っていたのですが。
いやっ、ある意味王道、ある意味銀魂らしい
総力戦でとても面白かった。
話自体も銀魂の1シーズンという感じで、
基本的には話には影響しないようにまとまり、
ある意味では違和感のない終わり方でした。
完結編とは言ってますが、DVD出るまでは
正直安心はできませんね(笑)
いつもの引き延ばしもきっちりおこない、
また関係者が各方面に土下座して
回ったであろうネタも満載(笑)
なによりも驚いたのは15年後の世界のキャラが
きっちり15年後のキャラとして活かされていた
その点だと思います。旧コスチュームになった
新八と神楽ですがよくみると
やっぱり5年後の性格や顔立ちが、
しっかり常時残っているんですよね。
そして戦闘力や威力、戦い方の成長も
実は最後まできっちり描かれているのが凄いです。
これは本当に最後までしっかりしていて凄いと思いました。
はなく(略)装置を付けた時点で他人にはこう見える。
の演出から。銀さんがどんなに言いこと言っても、
シリアスなシーンでも、「でも他人からはこう見えてるんだろ?」
っというので終始苦笑いをしていましたが、
そういう読者のちょっと捻くれた視点も
きっちり拾ってネタにしているのが、
作者の力量の高さだと思います。
さっちゃんがお妙さんの胸倉をつかんで
「言い返してみろよ!」っと言ってる時も、
視聴者のほとんどは「ギャグ展開で元気になるんだな」
「どうせ白髪もズラなんだろう?」
っと期待していたと思います。
でもそこを敢えてあの演出をすることによる、
絶望感の引き立たせ方。
そして最後の戦闘のシーンのお妙さんを見たときの
視聴者の安心感。本当によくできています、
原作者が300P分のネームを書いたっと言っていましたが、
実際、ワンピースのストロングワールド同様、
原作者の居る本当にしっかりした映画だったと思います。
…NARUTOは原作者居たはずなのにどうしてあぁなったのか…。
ただタイトルにも書きましたが、
戦闘シーンに関しては、ちょっとあまりに残念でした。
どうにもこうにもカクカクしすぎていて、
「曇天」の時のような戦闘シーンや、
次郎長の時のようないつもの戦闘シーンを期待すると、
かなりがっかりはすると思います。
敵の強さに関してはもともと攘夷の時代に
あれだけあっさり負けている相手ですから、
鳳仙や神威のような強さはなくて妥当ですし、
未来の銀ちゃんに関しても、
弱っている銀さんわけだから、
あの位のものではないかと。
正直に言ってしまうと、未来の銀ちゃん戦は
妥当な勝ち方かな?っとも思うのですが、
最後の鬼兵隊に関してはかなり蛇足だったかなっと。
今後の展開なども考えても…、ちょっと違和感がね。
新八に関しては、まぁいつもの悪ノリということで、
あの後どうせ何かしらで回収されたのでしょう(笑)
っというわけで映画としては個人的には4.8点位。
単純な銀魂としての映画の面白さとしては4.5点。
戦闘シーンや鬼兵隊等のちょっとジャンプ映画っぽい
傾向を狙ってしまった感じの失敗感-1点。
妥当3.6点ですが、四捨五入で4点といった感じで(笑)